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2009年10月5日月曜日

韓国の山

以前、鉱物採集の帰り、車内の雑談で韓国の山の高さが話題になったとき、考えずに、雪岳山じゃないですかねといってしまったが、間違って喋ったので整理する。
⇒朝鮮半島でみれば火山の白頭山(백두산:2,744m)が最高峰で、中国吉林省と北朝鮮両江道の国境にある。
⇒韓国の全域でみれば済州島にある火山の漢拏山(한라산:1,950m)が最高峰だ。
⇒韓国本土(半島部)でみれば全羅南道、全羅北道、慶尚南道にまたがる花崗岩質の智異山(지리산:天王峯1,915m)が最高峰だ。また2,000mを越える山はない。(ちなみに日本は3,000mを越える山が21山ある)
⇒韓国北東部江原道にある雪岳山(설악산:1,708m)は、花崗岩質の山で、漢拏山、智異山につづく第三の峰だ。

(参考)
「数値地質図 P-4 韓国南部・日本西部及び周辺海域の地球科学図集」の「地質・海底地形の陰影図(脇田浩二ほか)」に、(地図範囲に限定されるかもしれないが)、次のように説明している。
「日本と韓国の地質は,大変異なっている.韓国では,先カンブリア紀花崗岩片麻岩古生代中生代深成岩類に貫入されており,古生代から新生代堆積岩類火山岩類によって覆われている.一方,日本列島では,非変成もしくは変成している後期古生代から中生代の付加複合体に中生代から新生代火成岩類堆積岩類が伴っている.ただし,飛騨帯や南部北上帯,黒瀬川帯などでは,韓国と類似した古期岩類が分布している.」