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2009年11月19日木曜日

「ハン」(続)

寒い日だった。気温が10℃に達しなかったとのこと。小雨まじりのなか、韓国文化院で催された第2回「『ハン』とは何か」(金泰昌(キム・テチャン)氏)の講演を聴講した。講師は考え方も若々しく情熱的だった。
ところで今回は、前回(10/30)の「ハン」の定義を基にした拡張で、「ハン」の生成プロセスと構造を次の通り説明された。(語義省略)
・二元論を超えて、二元対立の媒介項に「ハン」を位置づける。
・生成プロセスは状態の変化として捉えられ、次の通り遷移する。(無からビッグバンによる宇宙生成に似ている)
(可能状態:밝알)⇒(混沌状態:온)⇒(秩序状態:새밝)※⇒(成就状態:두레)※⇒(完成状態:밝달)※
および※から個別に受け継がれる、(三一状態)がある。
・「ハン」は階層構造を持っており、〔巫(ム)〕 < 〔仙〕 < 〔哲〕 の三層構造の総体である。

以上、「ハン」について理論体系化したものと思われる。「恨(ハン)」についての一般書籍を見たことはあるが、上記を解説した出版物はあるのだろうか。
また、韓国大衆の意識下の「ハン」の起源と、現在どのように意識されているのかを知りたかった。

(付録)
KBS World radioの昨日(11/18)の誕生祝いコーナーで流されたPresnt Songがよい。
Loveholics - Beautiful」 (Park Hye Kyoung, Park Ki Young):投稿に「this soothing style of music」とあるが、パク・ヘギョン(박혜경)の声は童心に帰らせてくれるような楽しさがある。
(YouTubeに登録のXxtenerifexXに感謝)