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2009年11月25日水曜日

菓子

雑誌の写真などで見る、有名菓子店のガラスケースに並ぶ、きれいなスィーツにはどうも距離を感じる。
子どもが幼いころ、誕生日祝いに来てくれたご近所の子どもたちに菓子屋で購入したケーキを出したところ、誰も手を出そうとせずスパゲッティばかり食べていたことがある。それはバタークリームのケーキだったのだ。生クリームのケーキでないとダメだといわれた。むかしは、ケーキは選択するものではなく、あれば美味しく食べるものだったのに。時代はすでに変わっていた。そして、その子どもたちが大人になれば、菓子はより洗練され、ケーキはスィーツになり、菓子職人はパティシエに変わった。

今様の食味のキーワード、「あっさり」とか「やわらかい」には抵抗がある。「こってり」や「どっしり」を旗印にした菓子は残っているが、エコだのヘルシーだのと喧しいこの時世には大きな顔ができない。
でも、和菓子は「羊羹」と「カステラ」がよいし、中華菓子は「月餅」に決まっている。さて洋菓子となると?
これも昔のこと、ドイツ大好きの人から、年末にドイツ菓子をもらったことがある。いろいろなドライフルーツを酒に漬けて、バターでどっしりとした黒い生地に混ぜ込んだ菓子だった。「シュトーレン(Stollen)」に似て、ずっしり、どっしりと重量感があり、こってりと甘い菓子だった。
12月の孫宅訪問は、これもいいかな。
(YouTubeに登録のdoniapresmidiに感謝)