▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼

2010年7月31日土曜日

はらぺこあおむし

多分、週刊誌(週刊文春)だったと思うが、科学者福岡伸一博士が子どものころに絵本「はらぺこあおむし」を読んだというエッセイがあって、昆虫少年だった目から、あおむしの食性について一言していた。インターネットの読売新聞の「大人になった虫捕り少年」(5/11)にも、同じ内容?のインタビュー記事が載っている。

ところで、この絵本が随分昔(米国:1969年)からあって、(1976年から)日本の多くの子どもたちにも読まれていることを知り、孫にも見せたいというきっかけになった。来週にでも、この「はらぺこあおむし」の絵本を渡したいと思っている。

(追記)
来週、PCのWindowsを再インストールして、多分!障害回復しなければメーカーのサポートセンターに送る予定。ブログも夏休みになってしまうかも知れない。どうなるやら。

2010年7月30日金曜日

7080世代の代表歌手

昨年のことだが、安城新聞の記事「歌手イ・ソンヒ、ユ・シムチョ 安城(アンソン)に彼らがくる」(2009/4/20)に、アンケート調査による、7080世代の代表歌手を次のように紹介している。
東亜放送芸術大学DIMA)が、(2009年4月末に)大学の野外公演場で「DIMA花咲く春の音楽会」を開くにあたり、大学側が昨年(2008年)のコンサートに参加した市民300人を対象に実施した、「招待したい歌手」のアンケート調査で、キム・ゴンモ(26%)、チャン・ユンジョン(17%)、イ・ムンセ(16%)、ヤン・ヒウン(5%)氏を抜いて、イソンヒ氏が32%で1位を示した。

イ・ソンヒは、7080世代の代表歌手であることに違いないし、いつまでも活躍を続けて欲しい。そして、あの美しい歌声による新曲を待望している。

(追記)
孫にとっては弟か、妹か、新しい命は超音波映像に手足を見せて、心臓の鼓動を伝えたという、うれしい知らせがあった。

2010年7月29日木曜日

港の灯り

ビリー・ヴォーンの「港の灯り(Harbor Lights)」の旋律は気負いなく、サキソフォンの軽やかさも手伝って、行ったこともない南の島の、夕凪の小さな港町をイメージする。裸電球が夕陽をうけて、まだ輝きを増さずにいる、そんなのんびりとした光景だ。
ビリー・ヴォーン楽団のサキソホンの音色は、いつも素直にすっきりして押し付けがましさがない。アメリカやハワイをイメージする曲目が多いが、奏法は何となくフランス?の香りがするのは気のせいか。

(Youtubeに登録のkotetu1011に感謝)

2010年7月28日水曜日

鳥致院桃祭り

イ・ソンヒのファンサイト「SunnyLoveCarrot(써니사랑 홍당무)」に公開されている、8月スケジュール情報によれば、彼女は、忠清南道の燕岐郡で開催される「鳥致院(조치원)桃祭り」(8/7~8/8)のイベント公開放送「大田MBC 7080コンサート」に次の通り出演するとのこと。
なお公開放送内容について詳細不明。

・日時: 8月7日(土)、20:00~
・場所: 高麗大学校 世宗キャンパス(忠清南道燕岐郡)
・主催: 鳥致院 桃祭り推進委員会

祭りの概要については、「アジア経済」(7/25)に掲載されている。

2010年7月27日火曜日

イ・ソンヒの水準

alsodong(알소동)に掲載の「イ・ソンヒの水準は童謡レベルだ。 ということに対して.. 」(7/24)に、彼女の歌唱力を、次のいくつものジャンルを歌いこなす映像を視聴して、判断して欲しいという旨が述べられている。さらに、読者から多数のコメントが書き込まれている。
・童謡:「秋の夜(가을밤)」
・民謡:「鳥打令(새타령)」
・フォーク:「朝露(아침 이슬)」
・トロット:「なんで泣く(울긴왜울어)」他
・バラード:「因縁(인연)」
・ポップ:「My way」
・ロック:「美しい江山(아름다운 강산)」
・他にヤン・スギョンとのデュエット(「今は(이제는)」)

2010年7月26日月曜日

大騒ぎ

暑い暑い一日が終わった。夕方、雨が降り始めた有楽町から、東小金井に戻れば駅前の地面は濡れていて雨上がりを知った。辺りに夕立後の爽やかさはなく、ぬるく重い湿った空気が充満していた。

ところで強い陽射しの午前中に、家の鍵と携帯電話を昨日の山歩きの服に入れたまま、玄関ドアをロックしてしまったから、さあ大変。家の中に取りに戻れなくなってしまったのだ。駅前の交番で、鍵屋さんを紹介してもらい、汗を流しながら到着を待つはめになった。無事にドアが開けられ、鍵穴位置の修正までしてもらう。
外出準備を整え、仕切りなおして家を出ることができたが、これでは一日分のエネルギーを使い果たしたようなものだ。
とんだ大騒ぎをしてしまった。

休日を得て有楽町で待つ息子に、携帯電話でようやく事情を説明することができた。昼過ぎ落ち合い、喫茶店でWIMAX利用のPCを見せてもらう。この界隈ではWIMAXの感度は良好で、インターネットの利用は軽快、満足できるものだった。
その後、近くの映画館で「プレデターズ」を見る。登場人物の設定、物語の展開と結末について疑問は禁物。この××暑い夏をいっとき忘れさせてくれる正当なB級映画である。したがって深読みはもっと禁物である。

(付記)
孫のために求めていた、水遊び用の「イモムシフロート」が日曜日に入荷すると、店から連絡があった。

2010年7月25日日曜日

西沢鉱山

栃木の鉱物の会で、先月予定したものの雨天のため今月に順延された、栃木県栗山町西沢鉱山(金山)の鉱物採集に、本日天気に恵まれ行ってきた。
早朝、武蔵野線の東川口駅から、xаякава氏の車にいつものように乗せてもらい、集合場所の日光戦場ヶ原三本松茶屋、および採集場所まで乗せてもらう。
西沢鉱山に至る大きな沢の中を流れる水は白濁して細く蛇行し、転がる岩は砂防ダムをいくつも埋め尽くしていた。岩の上を歩く沢登りは、日ごろの運動不足で萎えた身にはきつい。転んではいけない方向に身がわざわざ傾くのはなぜだろう。
なお代表的な産物の濃紅銀鉱は、採集者が以前見つけた場所に全員を連れて行ってくれたが、残念な結果だった。

採集結果は次の通り。
・本採集場所: 黄鉄鉱、閃亜鉛鉱、褐鉄鉱、水晶、緑泥石、玉髄、銀黒?
・いただき物: 富井鉱山の紫水晶(群)

★★★★★ 孫が、従兄弟と一緒にビニールプールに座りスイカを満足気に食べている写真が届いた ★★★★★

2010年7月24日土曜日

夏の宵

一定の時間を経過すると、PCが突然落ちるという動作不安定になってしまった。HDDの調子がよくないのかも知れない。PCメーカのサポート窓口から、Windowsの再インストールを(原因がOSかデバイスかトラブルシューティングのためにも)推奨されているが、その後の手間を考えると面倒で、だましだまし使っている。ブログの中断もいやだし・・・理由にならない?

遠くの多摩川辺りからだろうか、ドーンという床板を踏むような花火の音が不規則に聞こえてくる。窓から遠くを覗いても住宅街の家並みに邪魔されて何も見えない。軒の合間遠くに光が点滅するような気がした。花火の破裂音はしばらくつづき、フィナーレを飾るように2度の連発のあと静かになった。
花火祭りが終わった後に、玄関先に出ると空が光った。どんよりとたれこもった曇の上で、音もなく稲光りしているようだ。素人舞台の照明のように無粋に、あちこちで点滅を続ける。これから夜半に、雨でも降らせるというのか。

2010年7月23日金曜日

オートリバース

KJCLUBの、「知識と交流」掲示板の「音楽/歌手」に、「韓国歌謡の歴史」(登録者:crazytown)が掲載されている。1980年代については、「チョー・ヨンピルやイ・ソンヒのようなバラード歌手がたくさん出て歌唱力重視の実力派歌手が数多く登場する。」と記述しているが、この時期の話題としてカセットテープのオート・リバースについて次のように触れている。
・韓国のある青年が、カセットにテープをいちいちひっくり返さなければならない煩わしさをなくすのに成功したが、韓国の大企業各社は開発に参加しなかったし認定もしなかった。 結局、彼は日本に渡って、金を受け取ってアイディアを渡すことになる。この機能こそauto-reverseという機能だ。

このことについて、インターネットで検索したが不明。いつ頃、どの企業に対しての、考案なのか、実用新案なのか、あるいは機能試作までしたものか・・・。
ところでカセットテープといっても、今では演歌が中心だろうから、若い人には何のことかわからないかも知れない。まして、オート・リバースといっても・・・。レコードの裏返しもしてくれるジュークボックスだって同様だろうけど。

2010年7月22日木曜日

鶏肉のソテー

6月からほぼ毎週開かれた地元の「男性の料理教室」(全6回)は、今日が最終回で、「鶏肉のソテー、茶碗蒸し、フルーツ杏仁豆腐、野菜の即席漬け」だった。慣れてきて上達したというわけではないが、なかなかのできだ。美味かった。
(本部ログ関連:6/3
この料理教室は、4人一組の5班に分かれ、後援会からサポート(もちろん男性)の方がそれぞれ班に付いていただいたうえで調理する。毎回3品~4品のメニューを4人で分担して取り組み、ともかく料理の形(盛り付け)ができあがる。
それが自宅に戻ると、今もって台所で再現できる自信がない。配布のレシピを元に、必ず追試せねばならないと思っている。(この追試は、科学的な追試なのか、追試験なのかどちらやら・・・)

ところで料理の、材料、下ごしらえ、調理という段取りは、まるで実験や作業という仕事の段取りと同じだ。料理本(マニュアル)に、このような段取りを明確にして、時間軸を入れたフローチャート表現で解説したら、おじさん達に意外と受けるのではないかと思うが。

2010年7月21日水曜日

桃色吐息

イ・ソンヒがMBCの第5回「江辺歌謡祭」(1984年)で「Jへ」を歌い大賞受賞した同じ年に、高橋真梨子の「桃色吐息」(作詞:康珍化、作曲:佐藤隆、昭和59年)は、宝石店のテレビCMソングとして登場しヒットした。
考えてみたら高橋真梨子は、イ・ソンヒよりも一回りと少し上の団塊世代の歌手だ。落ち着いた感じがするものの若々しく見えたし、そう思っていた。今も圧倒的な存在感のある彼女は、Wikipediaによれば、「中高年(特に同年代の女性)の人気が高い」とのこと。
そういえば、ケイ・ウンスクで初めて聴いた「for you…」も高橋真梨子の歌だったな・・・。3年前の高橋真梨子が歌う「for you…」の映像を視聴してリスペクトを禁じえないでしょう。

(Youtubeに登録のsabusan678、eden6950、sean1949jpに感謝)

<桃>を話題に探したつもりだったが・・・。

★★★★★ 孫が、両親の夏休みに山梨へ桃狩りに行き、桃2個を両手に抱えている写真が届いた ★★★★★

2010年7月20日火曜日

中浪区シネマ&ミュージックフェスティバル

イ・ソンヒのファンサイト「SunnyLoveCarrot(써니사랑 홍당무)」に公開の、7月の彼女のスケジュール情報によれば、ソウル中浪区(중랑구)で開催の「真夏の夜の中浪川文化フォーラム 第6回シネマ&ミュージックフェスティバル」(7/22~7/24)に次の通り参加するとのこと。
フェスティバルの詳細は、アジア経済の記事「第6回中浪シネマ&ミュージックフェスティバル’オープン」(7/19)に述べられている。
・日時:7月23日(金)、18:00~
・場所:中浪川水辺 中和体育公園
・出演:イ・ソンヒ、コンアドゥル、ほか多数
・主催:中浪区庁 文化体育課

(Youtubeに登録の013picに感謝)

2010年7月19日月曜日

小石川植物園

猛暑の中、小石川植物園に、「ショクダイオオコンニャク」(サトイモ科、スマトラ島固有種)を見に行く。この植物の名前を漢字にすると「燭台(しょくだい)大蒟蒻(おおこんにゃく)」だろう。葉が茂る時期を終えて現在、コンニャクの地下茎の上に<花>だけが姿を見せ、開花直前である。
テント展示場所そばで配布されていた小冊子「巨大コンニャクのなぞ タイタンとギガス」によれば、ショクダイオオコンニャクの<花>の下側で膨らんでいる燭台の台に当る部分を「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼び、葉が変形したものが雄花群、雌花群を内部に包んでいる。<花>の上側で燭台の蝋燭(ろうそく)に当る部分を「付属体」と呼び、これら<花>の集まりを「花序」と呼ぶとのこと。 以上の構造から「世界一大きな枝分かれしていない花序を持つ植物ということになる」そうだ。
開花すると、仏炎苞が外側に開き、付属体からは独特な臭い※を発するという。今日は、残念ながら、開花を目にすることができなかった。明日、開花するかもしれない。
(※)有機硫黄化合物のジメチルジスルフィド など。
サトイモ科のDNAによる分子系統樹を見ると、おもしろいことに、ミズバショウ>ウキクサ>>コンニャク>>サトイモなどの関係になるそうだ。ミズバショウから?とか、ウキクサがどうして?ということだろう。

厳しい日差しを避けて、植物園の大きな木立の下に佇むと、風を受けて意外に涼むことができる。都会の中にいながら静かに森の豊かさとを感じることができる。この小石川植物園は、映画「赤ひげ」の舞台になった小石川養生所があった所であるが、植物園中央の旧養生所の井戸にしか歴史の面影を知ることはできない。
歴史的な話題といえば、温室手前に、ニュートンの(生家にあった)リンゴの木が接木されて、枝を大きく広げるほどまで育ち、見上げると小つぶながら実を膨らませている。これを食べたら・・・。



2010年7月18日日曜日

孫と万華鏡

万華鏡の言葉に曼荼羅の響きを感じる。物理的には、円筒に内装された鏡面の反射を利用したものだが、さまざまに変化しながらも美しく調和する不思議な世界を見せてくれる。
先日の「東京国際ブックフェア」で入手した幼児向け万華鏡とお絵かきボードを持って、朝早く孫宅に行った。玄関先で渡すつもりが、若夫婦の言葉に甘えて孫に会い、少しの時間お邪魔する。万華鏡を大人の手で眼前で回転して見せると、孫はニッコリと興味深げに覗いていたが、自分の手に持って遊ぶには未だ早すぎたようだ。

今日はうれしい話があって、孫に弟か妹ができるというのだ。何も知らない孫は、今は主人公であるが、これから少し試練が待っていることになる。今度会うときには思いっきり遊ぼうね。
それに、9月には運動会があるというのだ。孫がいったい何をするのだろうと、皆で楽しみにしている。

愛唱童謡集

イ・ソンヒは1993年4月22日に、ソウルレコードから「愛唱童謡(애창동요)」を出している。この愛唱童謡集には18曲の童謡が収録されている。
今のところYoutubeにイ・ソンヒの童謡を聴けるのは、「兄さん思うと(오빠 생각)」(作詞:チェ・スンエ(최순애)、作曲:パク・テジュン(박태준))だけのようだ。音源が上記アルバムのものとすると、幼い願いを託して兄を慕い待ちつづける妹の思いを、当時妊娠中のイ・ソンヒが澄んだやさしい声で、語り聞かせてくれるような気がする。

(Youtubeに登録のMrBulnabiに感謝)

ところで、最近、イ・ソンヒ公式ホームページの「Diskgraph」掲載のレコードやCD写真が充実したようだ。

2010年7月17日土曜日

梅雨明け

毎日jpによれば、「気象庁は17日(本日)、九州北部から関東甲信地方で梅雨明けしたとみられると発表した。」と報じている。確かに、梅雨明けに違わぬ夏らしい暑くて晴れた空が広がっている。
昨年の気象庁発表では、関東甲信地方の梅雨明けは7/14だったので、3日ほど遅れているが、平年の7/20と比べると3日ほど早い。
(本ブログ関連:2009年の7/14

梅雨明けといって何も変わるわけではないが、子どものころに比べて、年毎に梅雨の長さが短くなっているように感じてしまうのはなぜだろう。そして、梅雨を昔のように苦に思わなくなってきている。

2010年7月16日金曜日

シン・スンフン

シン・スンフン신승훈:申昇勳)大好きという話題を身近に聞き、インターネットで探した。
彼の歌う映像で、Youtubeの再生回数が最も多い(388,250 回)と思われるものに、「日韓友情音楽祭」※に出演して、映画「猟奇的な彼女」の主題歌「I Believe」を歌っているものがある。ゆったりとして心地よい清潔な彼の歌声は、なるほど女性を魅了しつづける「バラードの皇帝」といわれる所以だろう。
(※)同音楽祭は2005年1月2日にNHK(デジタルBS Hi )で放送(司会:宮本隆治、ユンソナ)された。

・Wikipedia(jpkr)によれば、彼は1968年3月21日(陰暦)に誕生して、1990年11月1日自作曲「微笑に映った君」でデビューし、今年でデビュー20周年を迎えるそうだ。
・なお、KBS1の番組「歌謡トップ10(가요톱10)」(1981年2月10日~1998年2月11日)で、1位になった回数が多い歌手の1位はチョー・ヨンピル(조용필)の68週、2位はシン・スンフン(신승훈)とイ・ソンヒの26週である。
(本ブログ関連:2009年の8/19、2010年の2/28

(Youtubeに登録のjoakimh83、jyun523に感謝)

2010年7月15日木曜日

ヘイ(해이)

インターネットのQ&Aに、バラードの代表歌手イ・ソンヒの話題から、他の韓国女性歌手をコメントするものがあった。馴染みのない歌手と曲が挙げられていたが、そのなかに歌手ヘイ(Hey:해이)の曲「Je t'aime(쥬뗌므)」(歌詞)が紹介されていたので、早速Youtubeで聞いた。
相合傘のアベック(おっと古いな、でもこの曲はフランス語版歌詞:ブログMaison de chloeより》もあることだし・・・)や、朝のコーヒーを空想するかわいい恋の歌だ。歌手のヘイについては全く存じませんが、甘えたハスキーな声質に、パク・へギョンを思い出した。彼女たちの声質は、イ・ソンヒと対極だがついつい聴いてしまう。可愛らしいね。
(本ブログ関連:2009年の8/29

(Youtubeに登録のbnb5425、yoojeongyeonに感謝)

2010年7月14日水曜日

Jポップな日本語

書店でチラリと見て、いずれ手にしようと思っていた「Jポップな日本語」(井上ノリミツ、主婦の友社)を購入した。立ち読みして思わず吹き出しそうになるので、自宅で遠慮なく読むことにした。
同書は、Jポップに典型的な語彙、フレーズなどを網羅して、それぞれに「悪魔の辞典」のような諧謔的な解説を加えている。
同書でも触れているが、Wikipediaによれば、「J-POPという言葉はラジオ放送局J-WAVEから1988年末に誕生した造語」だそうだ。

この本のPART5 には、「年齢がバレる!? 『Jポップな古語』」も用意されている。記載の80年代の「古語」に抵抗がなく、親和的なひとは必読だろう。当時の語法がしっかりと沈着していることを知らされるわけだから。
タレントがテレビの座談で、デビュー時の映像が映されると身の置き場がないように照れることがあるが、当時※を共有した視聴者も、そんな感覚を持つべきなわけで・・・。その頃、どんな世代で、どこに住み、Jポップとどのように接していたのか・・・。
(※)日本の得意絶頂期(日経平均チャート:「全データ」で参照)の言葉だったわけで・・・。

ただし残念なことに、この本が紹介する一言一句には、根拠となる歌(歌詞)が付されていない。同書の素材は「Jポップな日本語」であって、「Jポップの日本語」ではないようだ。つまり、あくまでも「Jポップ風な日本語」の解説書である。

(本ブログ関連:1/247/3

2010年7月13日火曜日

500系

新幹線の一番好みの車両は、500系(JR西日本)だ。関西への出張時には時刻表をにらんで、できるだけ500系を使うようにしていた。つまり早朝にだって構わないわけで・・・。東京駅のホーム端で500系を待ち受けて、運転席やパンタグラフをひとしきり眺めた後、座席に着いたものだ。
決して鉄道マニアではない。けれど500系の容姿は夢を与えてくれた。今でもその斬新さは衰えていない。その後の、700系以降の車両デザインは流体力学に適応しているのだろうけれど・・・。

玩具「プラレール」は、今でも500系が品揃えされている。あのデザインは、子ども心をそそると思う。以前、孫に選んだプラレールは、当然500系のセットだった。ただし動きの速いおもちゃの車両に、1歳と少しの孫はひいてしまったそうだ。

ところで、「鉄道用語の不思議」(梅原淳 朝日新書)に、「系」について次のような解説がある。
・鉄道法に基づいて、鉄道会社は電車や客車の番号を提出するが、車種(電動車、普通車など)から構成される車両グループ名については求められていない。
・JR(全7社)および大手民鉄(16社中13社)は、車種から構成される車両グループ名に「系」を採用しているが、大手民鉄の中で京成電鉄、小田急電鉄、京浜急行電鉄は「形」を採用しているとのこと。

2010年7月12日月曜日

因縁(인연)

イ・ソンヒのアルバム13集「四春期」(2005年)の収録曲「因縁(인연)」については、映画「王の男(왕의 남자)」(2005年)のOST曲といわれることがあるが、インターネット情報によれば、映画中使用されていないという。このことを知ってしまったため、同映画は未見である・・・言い訳かな。

「因縁」について、MBCのインタビュー番組「黄金漁場-膝打ち道士」(2009年)に出演したイ・ソンヒは次のように語っているという。(悲恋と悲劇を併せ持った)MBCテレビドラマ「チェオクの剣다모:茶母)」(2003年)の、主人公チャン・チェオク(ハ・ジウォン(하지원))と、彼女が仕えるファンボ・ユン(イ・ソジン(이서진))との関係からインスピレーションを得たと。
(本ブログ関連:2009年の8/148/229/20

「因縁」の旋律は、イ・ソンヒのバラードの中でもユニークで、随分と中国風の香りがする。(Youtubeのリンク先を女子十二楽坊と競演するものを選んだ)
それに、「チェオクの剣」の前半アクション場面では、随分と(まるで香港映画のような)ワイヤーアクションを多用していたし・・・関係ないか。

(Youtubeに登録のjaysbar4u、alrexに感謝)

2010年7月11日日曜日

鉱物の会の例会

鉱物の会の例会に四谷に行く。行きは日差しがあったものの帰りは雨降りだ。最近、この天気パターンが多いような気がする。
例会の最初のプログラムは、ベテラン会員による宮崎県大吹鉱山の採集報告だ。同地はスカルン鉱床で、地表は石灰岩だけ見えるそうだ。六角柱のミメット鉱や丸い菱カドミウム鉱(Otavite)など顕微鏡レベルの鉱物を中心に、アマチュアを標榜しながら、電子顕微鏡写真まで駆使して説明された。したがって、永遠の初心者は、すごい!を連発するだけだったが、うれしいことに全員にダンブリ石のお土産が配られた。

次のプログラムは、会員が自慢の鉱物をお披露目した。見てわかる、大きなサイズの鉱物が展示された。茨城県錫高野の鉄(マンガン)重石に投票したが、全員投票の結果、入賞からもれた。1992年採集とのこと。今では全く考えられないサイズだ。

例会へ出席すると、いつも有志による鉱物標本の提供がある。今回は、水晶の群晶(福島県:蛍鉱山)、錫石(茨城県:大正鉱山)などをいただいた。

★★★★★ 孫が、オレンジにスッパイ!顔の写真が例会途中に届いた(笑い声出せず我慢) ★★★★★

2010年7月10日土曜日

第17回 東京国際ブックフェア

「第17回東京国際ブックフェア」は、今日・明日一般公開される。陽の照り返しがきつい今日、会場の東京ビッグサイトへ出向いた。
姜尚中氏(東京大学院教授)の講演が始まるまで、面白いものはないかと会場を巡った。多数の来場者もあり、ムンムンとした会場の熱気に汗だらけになった。
・まず孫のためを優先して、「『はらぺこあおむし』万華鏡」と「お絵かきボードブック」を手に入れた。
・次に自分のために、同時開催の「教育ITソリューション」会場の韓国企業ブースで、電子回路学習用教材「NEO GEM BLOCK」を購入した。はんだ付け不要のブロック・タイプのキットで、光センサーにより、①陽が落ちるとランプ点灯、②光感知してメロデイーが鳴るの2種類の回路を楽しめる。

姜尚中氏の講演「読書の力-『自己内対話』が開く世界」は、超満員の会場でおこなわれた。入りきれない聴講申込者のために、モニター会場が別途設けられた。
講演タイトルの通り、同氏の若いころの読書経験がいかに人間形成に寄与したかを次のように説明された。
・まず、文字を知っているからこそ読書ができること。それは天が与えてくれた最大の恵みかもしれない。文字を知らなければ外と断絶する。究極の疎外である。
・読書することで、自己と対話ができる。それは、もう一人の自分を発見することである。その結果、他者と向き合い対話できる。そのことが、また読書につながっていく。
・自己内対話により、記憶に溺れることはなくなる。その結果、記憶が整理され、忘れることができるようになる。
・子どもは自ずから学んでいく。経験から見て、系統的な読書という考え方は不要でないか。
・読書は、本を通じて、書き手と読み手の対話であり、本を通じてしかできない絆である。
以上のほかに、同氏の現在と今後の取り組みについても語られたが省略する。

ジェロの歌う「Jへ」

演歌歌手のジェロにはカバーアルバムがあって、すでに3集目という。第3集「カバーズ3 ~Roots of Jero~」(6月16日)は、彼の人生と深いつながりのある曲目を選んでいるそうで、ラジオのインタビュー番組で主な曲についてエピソードを語っている。アルバムには、イ・ソンヒの「Jへ」が収録されていて、きっかけが番組内で紹介されている。彼の祖父が言葉を超えて愛した曲であり、祖父との別れに歌われたという。
また同番組の最後に、彼の第5弾の新曲、浜圭介作曲による「嘘泣き」(6月16日)を一部聞くことができる。浜圭介は、ケイ・ウンスクの初期主要作品を作曲している。

ところで、ジェロは、チョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」もカバーしている。歌手の独自性を過度に強調しない、原曲を尊重した丁寧な歌い方に、彼の人柄を知る思いがする。(Youtube登録者の解説を開けると、ジェロのプロフィールを読むことができる)

(Youtubeに登録のsupakuringuwain、kkk1sskkに感謝)

2010年7月9日金曜日

イ・ソンヒの話

ウエブサイト「サプライズ(서프라이즈)」に掲載の「とても個人的なイ・ソンヒの話」(7/2、投稿者rosamin)には、90年代前半のイ・ソンヒの活動を、ある個人の視点で紹介している。次のような、当時の彼女の姿や新しい情報を知ることができる。

・(投稿者が)初めて彼女を見たのは、1995年、(民主党の)趙淳(조순)ソウル市長候補のキャンプであった。選挙応援していた彼女は、 真っ白で透き通るような肌で小柄、まこと小声であるがくっきり聞こえてくる彼女の清らかな声を忘れることができない。(←なお、同候補はソウル市長に当選した)
・今でこそ多くの芸能人が政治集会に参加するが、・・・当時そのような集会に姿を見せる芸能人は殆どいなかった。
・イ・ソンヒは、1991年に27才最年少の年齢で(ソウル)市会議員を努めたし、民自党で始めた政治はまもなくDJ(金大中、Kim Dae-jung)の民主党に移して政治をすることになる。
・図書館で手にした時事週刊誌に掲載の日本記者の(イ・ソンヒの選挙取材した回顧)文から、彼女の政治入門の話に接することができた。

以上の中で、彼女が民自党から民主党へ移った時期がいつなのか、また時事週刊誌の日本人記者の記事については、日本で発行の週刊誌記事なのかどうかも含めて知りたいものだ。

(本ブログ関連:2009年の8/3110/29、2010年の3/174/14/26/20

2010年7月8日木曜日

第4回 勤労者企業人のための公開音楽会

イ・ソンヒのファンサイト「SunnyLoveCarrot(써니사랑 홍당무)」に公開の、今月の彼女のスケジュール情報によれば、京畿道城南(성남)市で開催の「企業愛公開音楽会」に次の通り参加予定とのこと。
なお公演内容については不明。

「第4回勤労者企業人のための城南愛 公開音楽会」(参考:interparkより)
・日時:7月14日(水)、19:30
・場所:城南アートセンターオペラハウス

開かれた音楽会という名称ながら、城南アートセンターの月間公演案内には当日の公演情報がない。またinterparkのチケット情報には、いまだイベント名・開催日・場所のみしか表示されていない。

城南産業団地管理公団ほか主催によるもので、地元企業1社当たり5名までの参加申込が必要とのこと。ただし、日程がつぎのような上記と異なる。赤字表記があるので、日程変更されたのかもしれない。
・日時 :2010年7月9日(金)、19:30〜21:30

どうも、もたもたしたので、お口直しにイ・ソンヒの日本語の歌「見せたいけしき」を以前のブログ(2009年の6/28)で聞いてみよう。これですっきりしたいものだ。

2010年7月7日水曜日

七夕飾り 2010

今日は雨の七夕である。(去年の七夕(7/7)は、雲の切れ間から空を覗くことができたようだが)
孫に七夕の飾りを見せたいと笹を街中探した。昔はこの時期になると、露天商が笹を売っていたものだが、さて今は何処に探せばよいのかと戸惑った。勘を頼りにたどり着いた「JAむさしの」小金井経済センターに笹が置いてあるのを見つけた。

折り紙を短冊に切ってパンチで穴をあけ、願いごとを書くサインペンや吊るすための糸も用意した。準備万端、これらを持って今夕訪問しよう。なに、玄関先で渡すだけのつもりだ。
孫は喜んでくれるだろうか。若い両親は、面倒なことをと思わないだろうか、気になるが何故か満足している。

一日雨降りの今日、孫の記憶に七夕飾りがわずかでも残ってくれれば幸いである。

(追記)
というわけで、孫宅に訪問して長居する。若夫婦は短冊に願いごとを書いて笹につるした。孫の手の届かぬよう高いところに置いたので、孫は見上げるように一瞥したが、それ以上興味は示さなかった。でも七夕飾りの前で記念写真を撮ったのだから、いずれその光景を思い出にしてくれるだろう。
そうそう、孫は幼児顔から少年顔へ顔つきが変り始めた。そして一段と自己主張できるようになった。水羊羹が気に入ったらしく、父親に分けるのは拒んだが、チューはOKだった。水羊羹をどうしてもとねだると、空の手づかみで渡す真似ごとをする。随分と成長したものだ。感心してしまう。
行きは曇天だったが、帰り道雨に降られた。

2010年7月6日火曜日

ソン・ジイェ

インターネットを巡っていたら、ソン・ジイェ(손지예) という歌手の「今は愛することができません(이젠 사랑할 수 없어요)」(1988年)に出会った。
同曲は、まるでイージーリスニング風の軽やかな前奏からうって変わって、しっかりバラードになる。彼女の声質は、随分と甘えた声だけれどあくまで清潔で、イ・ソンヒのように突き出す高音が印象的だ。
(Youtubeに登録のhsfine0768に感謝)

ソン・ジイェについて、どういう人なのか調べてみると、「ILDAROCOMの『韓国女性音楽家の再照明-7』」(2004年4月18日)に次のように紹介されている。
・彼女は、ギターとジーンズ世代に明洞といえば広く知られた<シェルブール>で歌を歌った。同所は、イ・ムンセやチョン・ヨンノクも落ちたといううわさがあるほど実力派歌手らだけを選別した、1970年代から有名なところで(略)もある。
・ソン・ジイェの特性を最もよく見せるのはやはり特集(アルバム?)の「今は愛することができません」だ。
・ソン・ジイェの声は独特で、・・・セクシーな印象を感じさせる若干の鼻音が混ざりながらも、汚れていたり退廃的でない。 かなり不思議な調和をなす声だ。

ところで、KBS Worldに、映画「接続」の挿入歌リストがあり、その中にソン・ジイェの「私よりもっとさびしい人に(나 보다 더 외로운 사람에게)」が紹介されているが、同曲をインターネット上で見つけることができなかった。

(追記)
息子から、ジョニー・キャッシュ(Jonny Cash)の「Hurt」が渋く、感動的と紹介があったので、早速Youtubeで聴いて見る。
(Youtubeに登録のbeachbuggyに感謝)

★★★★★ 孫が、オモチャの自動車に乗って、「エイエイ」の掛声に「オー」と手を上げる動画が届いた ★★★★★

2010年7月5日月曜日

輝きの科学

先日、NHK教育TVの番組「極める!」で、「佐野史郎のなぞの石学」(全4回)が始まったことを本ブログに記した。

(本ブログ関連:6/28

第2回の今日は、「輝きの科学」である。<鉱物学>の立場で、堀秀道氏から鉱物結晶の美しい世界が語られた。堀先生は、鉱物科学研究所長であると同時に、鉱物同志会の会長をされている。
番組テキストの解説とは別に、番組内では、美しい鉱物結晶の紹介や、瑪瑙採集がレポートされた。

<堀先生による鉱物の解説>
・鉱物標本の瑪瑙(めのう)、ペンタゴン石、霰(あられ)石、水晶、蛍石(紫外線照射で蛍光を発する)などの紹介。
・鉱物の属性について、金属光沢(反射)/非金属光沢(例:透明な水晶)、結晶と組成(水晶と瑪瑙は組成が同じだが結晶が違うこと)、鉱物生成の温度と圧力などについて説明。
・自然の水晶の種類と、合成水晶の現代の利用を「水晶時代」という言葉を使って紹介。

<佐野史郎氏の石への思い入れ>
・SF小説「結晶世界」(J.Gバラード)から鉱物結晶への思いを紹介。
・検波器に方鉛鉱を利用した鉱石ラジオの実験。

<お二人による瑪瑙採集レポート>
・三浦半島某海岸での瑪瑙の採集。
・瑪瑙採集のポイント:①大き目の砂石がある波打ち際、②透明度のある石、③縞模様がある石
・瑪瑙の生成について、火山の(温泉)熱水の珪酸成分が冷えてできることの紹介。

鉱物ウォーキングガイド

新宿三越上階のジュンク堂書店にしばらく振りに訪れて、「鉱物ウォーキングガイド 全国版」(松原聰、丸善書店:2010年5月31日)を購入した。著者の松原氏は、国立科学博物館地学研究部長をされている。

5年前に同著者による、「鉱物ウォーキングガイド」(松原聰、丸善書店:2005年9月20日)が出版されている。紹介地域は、福島県(1)、新潟県(6)、栃木県(3)、茨城県(1)、埼玉県(4)、山梨県(3)、静岡県(1)、東京都(5)の約24ヵ所である。
主に関東および近縁の地域である。このうち採集に行ったのは6ヶ所に過ぎない。

今回<全国版>の紹介地域は、鹿児島県(1)、熊本県(1)、山口県(1)、岡山県(1)、高知県(1)、福井県(1)、石川県(1)、富山県(2)、岐阜県(1)、長野県(3)、山梨県(2)、群馬県(2)、東京都(1)、福島県(2)、秋田県(1)、岩手県(2)、北海道(1)の24ヵ所である。
さすがに全国のため、一つも訪問したところがない(わずかに記載されているところなら2ヵ所だが)。苦しい言い訳をするなら、もっぱら茨城県と栃木県を採集エリアにしているからだろう。

2010年7月4日日曜日

グリーンスリーブス

昔のTVドラマの思い出だが、すべて曖昧のため、印象だけが残っているものがある。
毎回、SFのハード・コアからファンタジーまで、ストーリーがいろいろと変わる「アウターリミッツ」という番組があった。果たしてその番組だったのか確証はない。ある若者が森深く迷い込み、とある古い館に独り住む少女に会うのだが、それは時空を超えた出会いだった。二人の想いとは別に、やがて時空の捩じれは戻り、彼らは悲しい結末を迎えることになる、そのような物語なのだ。

ドラマの背景に、別れを予兆させる「グリーンスリーブスGreensleeves)」の旋律が流れていたように記憶する。そう思い込んでいるだけかもしれない。古風な、そして決して華やかではなかった過去に住む少女の面影に、その旋律はとてもよく似合っていたような気がする。

(Youtubeに登録のpitbikecrazyに感謝)

2010年7月3日土曜日

歌謡曲名の表記

以前、イ・ソンヒの「Jへ」(1984年)も含めて、韓国の歌謡曲(歌詞)について語彙頻度分析をした論文(劉 美貞:2006年)を見たことがある。
(本ブログ関連:1/24
インターネットを探すと、今度は歌謡曲名(タイトル)について表記分析した論文「韓・日の歌謡曲名の表記変化の研究-1970年から2005年までを中心に-」(Yoon Sa-Yeon、中央大學校:2007年)があった。韓国歌謡曲については次の通り。

<時代別歌謡曲数:構成比> 調査対象曲(イ・ソンヒの「Jへ」を含むかどうかについては不明)
・1970-1979年(171曲:3.0%)
・1980-1989年(500曲:8.8%)
・1990-1999年(2,030曲:35.5%)
・2000-2005年(3,015曲:52.7%)

<時代別曲名表記のパターン分類(曲数:構成比)>
曲名パターン---------1970年代-----1980年代------1990年代------2000年代--
・ハングルのみ:------171(100.0)---495(99.0)----1,770(87.2)---2,055(68.2)
・漢字含み:---------------------------------------12(0.6)-------29(1.0)
・アルファベット含み:------------------5(1.0)-------248(12.2)-----931(30.8)

1980年代に登場したイ・ソンヒのデビュー曲「Jへ」は、アルファベット含むものとして、先駆的位置にあったといえるだろう。

2010年7月2日金曜日

「美しい江山」の変貌

シン・ジュンヒョン(신중현)の作詞・作曲による「美しい江山(아름다운 강산)」には、キム・ジョンミ(김정미)のバージョンと、イ・ソンヒのバージョンがある。(※:キム・ジョンミのYoutube映像と歌は一致しない)

ブログ「cinemarxの文職人(cinemarx의 글공장)」の「歌唱法の違いは政治的な違いを作る2」(7/2)によれば、二人の歌唱法には、結果として次のような違いがあるというのだ。
(本ブログ関連:2009年の11/17、2010年の2/10

・(「美しい江山」の)<歌詞>だけ見れば余りにも露骨な国家礼賛だが、・・・キム・ジョンミが歌ったバージョンは、・・・「退廃的な<歌唱法>」と指摘を受けた彼女は、この曲でも退廃美を思う存分発散する。
・キム・ジョンミのバージョンの反語法を証明するのは(=際立たせるのは)、その正反対側にあるイ・ソンヒのバージョンだ。 きれいな声と突き出す<歌唱法>のイ・ソンヒは、直説的な<歌詞>を直説的な<歌唱法>で倍加させる。

(Youtubeに登録のPAPPT1、blacflag、pops8090に感謝)

敢えて申せば、時代に受け容れられる歌手は、その時代の聴衆と合わせ鏡の関係にある。歴史はその鏡の隙間を流れ、大衆はとても柔軟である。

(参考)シン・ジュンヒョンについて
・7/4の世宗大劇場におけるシン・ジュンヒョンの〔公演情報〕に、彼についての詳細な解説がある。
・「Jo!ns(中央日報)」(6/25)掲載の「newsen」の記事によれば、シン・ジュンヒョンはYTNの番組「ニュース&イッシュー」(6/25)に出演して、70年代の苦難の時代、その後の音楽環境の変化に対する戸惑いと適応について心境を語った。

2010年7月1日木曜日

民選5期イベント

dongA.com(東亜日報)の記事「[首都圏]“低姿勢につましく”…7月1日民選5期の団体長就任式」(7/1)によれば、「民選5期当選者等の就任式が1日一斉に開催される。就任式を一日に控えて、あらかじめ調べた結果、大部分予算節減の立場から質素な行事を準備していた。」 と報じている。

そのなかで、「(ソウル)中浪区(중랑구)も、(就任式費用を当初1900万ウォンと予想していたが)過度に派手に見えるという指摘に(500万ウォンに圧縮した)」結果、「(就任)式典行事に歌手イ・ソンヒ氏と交渉した舞台を取り消した。」そうだ。イベント業界にとっては厳しい時代に移行しつつあるのだろう。

ところで<民選5期>については、サムスン経済研究所(SERIJapan)の「民選の地方自治5期の政策課題」で次のように記している。
・韓国では、第5回全国同時地方選挙が2010年6月2日に実施された。
・1995年6月の全国同時地方選挙を通じて、民選の地方自治制度が再発足してから15年が経過した。
・2010年7月1日には、いよいよ民選の地方自治5期が発足する。

★★★★★ 孫が、同じ学年になるいとこに手を引かれて、可愛い二人の散歩する動画が届いた ★★★★★