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2010年12月31日金曜日

師走の新大久保

師走だからといってどういうことはありません。夕方の新大久保は、いつもよりは若干人出が少ないけれど、街の様子は変わりません。この街は旧暦で動いているのですから。とはいっても、さすがに韓国食料品スーパーは人であふれていました。

コリア・プラザに行って見ました。キム・ヒジン김희진)のアルバムを探したのですが、残念ながら見つかりません。そのまま帰るのももったいない。頭上のディスプレイに、チャン・ユンジョン(장윤정)が、MVの常夏の海ではなくて、クリスマスの舞台でしょうか子どもたちと一緒に「来て(올래)」(5集)を歌っていました。だからという訳ではないのですが、彼女のCDを初めて購入しました。第1集アルバムです。そうそう、「あら!(어머나!)」が最初に収録されています。

イ・ソンヒのアルバム13集、14集はいつも通り2つづつ品揃えしていましたよ。

(Youtubeに登録のrhy11111、www0433に感謝)

石の世界

國木田獨歩の掌編「石清虚(せきせいきょ)」(青空文庫掲載)を読んで石幻想にひたってみたい。

手元にある石に世界が閉じ込められていると夢想できるなら、立派な石狂いです。古今東西、手にした石を眺めて、「四面玲瓏、峯秀(みねひい)で溪(たに)幽(かすか)に、亦(また)と類なき奇石」*と鑑賞する者はいますが、命を削いでまで石への愛着が度し難く、いささか狂気じみて周囲を混乱させるなら、彼の心性に応えて、老人がいずこからともなく現われて言うでしょう。「天下の宝といふものは総(すべ)てこれを愛惜するものに與(あた)へるのが当然じや、この石も自ら能(よ)く其主人を選んだので拙者も喜(うれ)しく思ふ」*と。でも、石狂いの彼はその言に身を落ち着かせることが結局できないのです。
(*)國木田獨歩「石清虚(せきせいきょ)」

江戸川乱歩の短編「押絵と旅する男」(日本ペンクラブ掲載)では、閉じ込められた世界の中に入ってみたい。

石を生み出す鉱物の結晶には、無機的な構造でありながら、光を変化(へんげ)して妖しくきらめくものがあります。光を閉じ込め放射する結晶の世界に身を置いてみたいという誘惑にかられた経験はおありでしょう。静謐な、そして熱を感じさせない世界に。でも拍動するあなたの血管の音が聞こえることでしょう。
羽子板の押し絵よりも精巧に作られた世界は、思い出の兄が双眼鏡で探し当てた人形と共にこもった処なのでしょうか。もしかしたら、其処は思い出語りの老人が構築した投影世界かもしれないのです。物語の最後に、「私の気のせいだったのか、押絵の人形たちの顔が、少しくずれて、ちょっと恥かしそうに、唇の隅で、私に挨拶の微笑を送ったように見えたのである。」**と。押し絵の世界は、本当は生きているのかもしれません。
(**)江戸川 乱歩「押絵と旅する男」

2010年12月30日木曜日

年賀状作成

常用のパソコンを変更したため、年賀状ソフトをダウンロードしなおしたり、プリンタ接続を変更したりと面倒なこと。いっそ手書きでもよいではないかと思いあぐねたが、年賀状ソフトの便利さに負ける。そうそう、それに一筆添え書きせねばならない。

(追記)
来年2月3日、カーネギーホールのコンサートまで実質一ヶ月に迫っているイ・ソンヒが、12月28日に中小企業中央会(中小企業最高経営者研鑽会)の音楽会で、「Jへ」と「私はいつもあなたを」を歌う姿がYoutubeに登録されている。いつもながら、時間を縦横に巡る526apollo氏の登録に感謝。
この日、薄青い照明のステージで、清しく伸びやかに歌うイ・ソンヒは、どこまでも清楚であり、そして華奢である。カーネギーホールの公演にフォーカスして、全てを磨きあげられているのだろう。

(本ブログ関連:”中小企業中央会 音楽会”)

2010年12月29日水曜日

卯年

来年、年賀状のうさぎのイラストは、童話「不思議の国のアリスAlice in Wonderland )」に最初に登場する白うさぎが良いだろう。チョッキ姿に懐中時計を取り出して、「Oh dear! Oh dear! I shall be too late!」と叫んで、うさぎ穴にまっしぐら、おやおや、そんなに忙しいのかねうさぎさん。

このイラストは、風刺漫画誌「パンチ」の寄稿者ジョン・テニエルによるものだそうだ。アリスの物語の「きちがいお茶会」に出てくる帽子屋のタッチはいかにも「パンチ」のイラストを思わせる。明治時代の外国人も日本版「パンチ」を発行しているが、日本人の気風に合わなかったようだ。線描の誇張したタッチは日本の新聞に受け継がれることはなかった。なにしろ、パリの画壇を驚嘆させた北斎漫画の伝統があるのだから。

ところで、「おやおや、遅れてしまう!」とばかりに、時間がないと叫んでいる姿を身近に感じてしまう。することのない子どもたちにとって長い時間も、歳をとると短くなるものだ。体内時計の問題か、それとも時間を忘れてしまったからか。
来年も、ますます残り時間が足りなくなる。急がなくちゃ、急がなくちゃ。

(Youtubeに登録のOFFICIALKnightKenMOVに感謝)

(本ブログ関連:”不思議の国のアリス”)

2010年12月28日火曜日

イ・ソンヒとイ・スンギの似ている点

mydailyの記事「性格-知性-美声『トリプル・クラウン』 イ・スンギのきらびやかな歩み」(12/17)は、歌と演技、芸能まで掌握していて、芸能界のメインストリームにいるイ・スンギを紹介している。
記事中、彼の発掘者であるイ・ソンヒとの関係について次のように記している。
・デビュー前から師弟の間で有名だった、所属事務所の大先輩でもあるイ・ソンヒは、歌手の指導者である。私生活がほとんど知られない点、スキャンダル一つないウルトラ模範生である点、完壁に見えるが実は杜撰なところがある点などは、23年の歳の差を跳び越えて似ていている。

ちなみに、イ・ソンヒは1964年生まれであり、イ・スンギは1987年生まれで23歳差である。イ・ソンヒはイ・スンギの母と同い歳だそうだ。

いやあ、スクープです。イ・ソンヒとイ・スンギは、「完壁に見えるが実は杜撰なところがある」なんて書かれたりして、微笑ましく、人間らしくていいじゃないですか。ところで、どんなところがお粗末?なんでしょうか。彼らの一面を知ったようで楽しくなります。

(本ブログ「イ・スンギ」関連:2009年の7/21、2010年の9/2411/14

2010年12月27日月曜日

花の指輪さして

ウニ(은희)が作詞した「花の指輪さして(一本道)」(作曲ピョンヒョク)を歌う、キム・ヒジンの清潔なフォークの歌声は、聴く者にしんなり滲みこんで、ほっとするやすらぎを与えてくれる。(歌詞の意は別にして)もしできることなら、無垢な童心に戻って彼女の声を聴くことができたらどんなによいだろう。
ところで歌詞にある、花で作った指輪(반지)は、二つで一対をなす指輪のように思えて、ほのぼのとしたものを感じるけれど、思い出は胸に痛く美しいようだ。

(Youtubeに登録のrhy11111に感謝)

(本ブログ関連:”キム・ヒジン”)

2010年の韓国の10大ヒット商品:「スーパースターK2」

サムスン経済研究所は、インターネットによるアンケート調査と専門家の意見を基に「2010年の韓国のヒット商品」*を選定したと発表(12/17)した。
その中で、ケーブルテレビの新人歌手を発掘するオーディション番組「スーパースターK2」が何と第2位にランクされている。驚異的な視聴率、全国からの多数の予選参加者、出演者のリアルな情報、地上波テレビ番組への影響などについて、「チャレンジ精神と情熱に喝采」の動向の一つとして詳しく解説している。

*その他商品のランクについては、サイトを直接参照してください。(参照にあたり要メンバー登録)
*上記内容について全文資料pdfファイルが破損しているというのが残念である。

2010年12月26日日曜日

イ・ソンヒのミュージカル

いつもタイムマシンで探し出すように貴重な映像をYoutubeに登録してくれる526apollo氏が、今度は、ミュージカル「オズの魔法使い」の舞台でドロシー役のイ・ソンヒが「Over The Rainbow (虹の彼方に)」を歌う姿を登録してくれた。この「'90MBCこどもミュージカル」映像は、1990年4月28日に世宗文化会館(大講堂)で演じられたもののようで、イ・ソンヒのどことなくぎこちない仕草が初々しい。
このミュージカルのCDは、なぜか公演後遅れて、1995年9月13日にハント・レコードから出ている。

テレビで放送された映画「オズの魔法使い」を、中学生の頃だろうか見た記憶がある。生意気ざかりの子どもには、童話の世界に入りこむことができなかった。幼いときに知るべき作品というものがある。大人になると対象化しかできなくなる。この作品に、1890年代の金本位制による経済混乱の寓意があると知ったとして、物語の中で主人公と一緒にときめくことは永久にできないのだから。

ところで、イ・ソンヒは、翌1991年4月27日~5月1日に、ミュージカル「ピーターパン」でピーターパン役を演じている。舞台は「オズの魔法使い」と同じく世宗文化会館(大講堂)である。
少年のようなと形容されることがあるイ・ソンヒの当時の舞台姿も、できれば見たいものだ。

(本ブログ関連:”タイムマシン”)

2010年12月25日土曜日

うたのちから

例年、大晦日のNHK「紅白歌合戦」の視聴をさぼっている私の耳に、テレビから布を柔らかく折り返すようなフレーズが繰り返し聞こえてきた。「うたのちから」(楽譜:制作・作曲久石譲)というタイトルだそうだ。
今日、インターネットで初めて知りましたよ、昨年の「紅白歌合戦」から歌われたテーマソングなんですね。視聴者に募集のワンフレーズをもとにして制作されたそうですが、同局の音楽番組「みんなのうた」で流しても良いような優しさがあり、寒さが滲みる時期にほんのり暖かくなる曲です。

ところで、韓国の大晦日の歌謡番組は、「2010 MBC歌謡大祭典」(21:55~01:40)があるようだ。しかも番組中継が越年するとは・・・。
(参考)これも視聴していないが「スカパー!e2」で、年末にかけてSBS(12/29)、KBS(12/30)、MBC(12/31)各局の歌謡番組を生中継をするそうだ。

(追記)上記スカパーのサイトに、K-POPジャーナリスト古家正亨氏が、コラム「I LOVE POP 韓」で今年のK-POPシーンを、「オーディション番組」など3つのキーワードで解説している。たしかに、イ・ムンセやイ・ソンヒを敬愛するという若い歌手たちのコメントをしばしば記事に見ることがあるが、指摘のようにソロ歌手復活の機運が高まってきているのだろう。潮流が変わりはじめているか・・・。

2010年12月24日金曜日

中小企業中央会 音楽会

イ・ソンヒのファン・サイトSunnyLoveCarrotの公開情報によれば、中小企業中央会の下記イベントに出演の模様。(感謝)
・名称: 中小企業中央会 音楽会
・日時: 12月28日(火)、16:00~
・場所: 中小企業中央会 汝矣島本社(地下1F) 「グランド・ホール」
以上詳細未確認

(追記)
12月21日(火)に、京畿道抱川市の抱川半月アートホール大劇場で開催された、「2010 『抱川市立合唱団』送年音楽会」のステージで、「私はいつもあなたを」、「Jへ」を歌う、イ・ソンヒの姿をYoutubeで見られる。
(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

(追記)
今年最後の今日の韓国語教室で、授業時間を絞っていただき、残り時間でクリスマス・イブの茶話会をした。映画談義で盛り上がった。先生の映画について確かな知識と解説に感銘をうけた。

2010年12月23日木曜日

孫とクリスマス・イブ

クリスマス・イブの前日、天皇誕生日の祝日の今日、孫宅にうかがい一日早いクリスマス・イブのパーティーに集う。クリスチャンではないが、皆が揃い会話と食事の楽しいひとときを過ごし、サンタクロースに代わって孫にプレゼントを届けた。わたしも息子夫婦から暖かいプレゼントをいただいた。これも孫のおかげだ。

孫は、今年から保育園に通い、風邪で病院にお世話になったりもしたが、元気に立派に育っている。最近は、「なに?」と物の名をしきりに聞くようになった。たいした知識欲だ。
来年、2歳になる孫に妹ができる。お兄ちゃんになるのだ。もう、来年のクリスマス・イブの光景を想像している。これからは、孫は孫たちと複数形になる。

(Youtubeに登録のaa30828に感謝:歌詞つき)

2010年、今年の10大歌手と歌謡曲

韓国ギャラップ(GALLUP KOREA)は、恒例のアンケート調査による「今年の10大歌手と歌謡曲」(12/21)の結果を次のように発表している。

① 全体結果(3人までの重複回答、%)
・1位:少女時代(31.5%)=2年連続
・2位:2PM(12.5%)
・3位:チャン・ユンジョン(11.6%)=毎年10%前後の支持率を得て、Top5圏に位置している。
・4位:テジナ(8.4%)
・5位:KARA(7.7%)

② 年齢層別結果(3人までの重複回答、%)
・1位は、10代~50代が少女時代を、60代以上がテジナを支持した。
・2位は、10代~30代から19%前後の均等に支持を得た2PM、および40代~60代以上の年齢層で高い人気を見せたチャン・ユンジョンが、年齢層を分けて同位となった。

③ 今年の新人(一番好きな歌手(またはグループ)を2人まで重複回答、%)
・女性新人:Miss A(5.1%)=Youtubeの再生回数は尋常じゃない・・・中国籍メンバーもいて!
・男性新人:ホガク(허각)(4.1%)=スーパースターK出身

調査の概要:
・調査対象:全国(済州島を除く)の満13歳以上の男女
・標本サイズ:3,401人(上半期1,700人、後半期1,701人)
・調査方法:個別面接調査
:地域別層化代表区の抽出
・調査期間:2010年06月15日〜07月6日(21日間) 、11月17日〜12月7日(21日間)
・標本誤差:± 1.7%ポイント(95%信頼水準)
・調査実施:韓国ギャラップ調査研究所

問い合わせ先
韓国ギャラップ 研究3本部 チョン・ヒョンジョン(정현정)研究員(hjujung@gallup.co.kr

(Youtubeに登録のmissA、nrghannaに感謝)

(本ブログ関連:”ギャラップ”)

2010年12月22日水曜日

冬至2010

去年と同じく12/22の今日、冬至である。去年の気温(府中:Ave.3.8℃、Max.10.6℃、Min.2.7℃)と比べて、今日は驚くほどの暖かさ(府中:Ave.11.4℃.、Max.18.1℃、Min.7.1℃)である。おまけに雨までしっかり降ったりして。
冬至に食する風習の小豆粥は口にしなかった代わりに、餡子菓子を食べたが・・・。

なお、気温資料は気象庁(ホーム > 気象統計情報 > 過去の気象データ検索 > 日ごとの値)から。

(本ブログ関連:”冬至”)

歌謡界の10大ニュース

Jo!nsmsn掲載のイー・デイリーSPNの記事「”アマチュアの反乱” 最大の課題..(音楽サイト)Bugs!が選んだ歌謡界10大ニュース」(12/22:キム・ウング記者)は、イ・ソンヒのOSTの話題を含めて今年の歌謡界10大ニュースを報じている。
・(イ・ソンヒ関連の話題)◇ドラマOSTの人気:
「アイリス」、「製パン王 キム・タック」、「チュノ」などドラマのOSTアルバムが人気上昇の勢いに乗った。イ・スンチョルが歌った「製パン王 キム・タック」のメイン・タイトル曲「その人」は、各種音楽サイトの上位にランクされたし、「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST収録曲「狐の嫁入り」を歌ったイ・ソンヒも放送活動なしに多くの人気を得た。少女時代のテヨンも最近放映を始めたSBSドラマ「アテナ」のOST収録曲「愛してます」でBugs!のチャート1位に上がったりした。

その他の話題に、◇Mnetの「スーパースターK 2」などによるアマチュアの反乱、◇アイドルブームの継続、◇記念(献呈)アルバムのラッシュ、◇音楽鑑賞-Webから携帯電話で、◇アーティストも参加するSNS(Star Network Service)、◇高音質・高画質需要の増加、◇2次の韓流は音楽で!、◇来韓公演盛況、◇公演フェスティバル盛りだくさん、などあげられている。

(本ブログ関連:”狐の嫁入り”)

2010年12月21日火曜日

トロン レガシー

映画好きのもう一人の息子と、有楽町マリオンのTOHOシネマズで3D映画「トロン レガシー」を見る。

3D映画は、<遠近両用メガネ>ではなくて、<遠用(常用)メガネ>で見るべきことを経験した。
前回、3D映画「AVATOR」のときと違い、今回は<遠近両用メガネ>の上に3D専用メガネを被せて見た。この組み合わせは見にくいのだ。スクリーン映像は3Dでも、スクリーン下側の字幕がかすんでしまい、姿勢やメガネの角度を変えたり試してみたが・・・。3D映画は、<遠用(常用)メガネ>で見るべきである。

それから、3D専用メガネの特性で、視界がどうしても暗やむ。映画「トロン レガシー」は、アクション、ゲーム・シーンなどの映像が暗く撮られていて、ダブルで暗くなる。
また、この映画は全編3Dで構成されているわけではなく、2D映像が随所に挿入されているので、そんなとき、3D専用メガネを外して見てしまう。ラストに、太陽とはどんなものかとたずねた女性(クオラ)を乗せて、主人公(サム・フリン)がオートバイで走るシーンは、2D映像そのものだった。3D専用メガネを外したことはいうまでもない。太陽の光りを浴びて、明るい現実世界に来たクオラを見たいではないか。

プログラム世界(グリッド)のゲーム・シーンで走るライト・サイクルのデザインは、シド・ミードのデザインを継承しているものだろう。前作「トロン」と同様、この車がなくてはトロン映画とはいえない重要なアイコンである。

作品は、父親との再会、父の化身との闘い、悪の集団の制圧、世界の救済、そして愛するものの獲得という神話的物語要素がちりばめられている。

(本ブログ関連:”AVATAR”、”シド・ミード”)

2010年12月20日月曜日

孫と買い物

今日が休みの息子と子ども(つまり孫)と一緒に、孫のクリスマス・プレゼントを探しに出かける。買物はなぜか子供服の購入が主題だったみたいだ。服選びは息子に任せて、わたしはおもちゃのジャンボ・ジェット機を選んだ。もちろん、サンタさんに頼まれた訳だが、主翼や尾翼の翼端が鋭角なため怪我しないか心配して、念のため息子から了解の確認をとる。

孫の元気さに、汗をぬぐう。逃げるのを追いかけ、通路に腹這いになるのを抱きかかえ、父親が他のコーナーに行くだけで泣き出すのを慰める。昨日の鉱物採集で筋肉痛の足腰がつらい。
なるほど、子どものエネルギーに負けぬ母親の献身を想うと本当に感心せざる得ない。

クリスマスにこれらのプレゼントを届けるので、待っていておくれ。

2010年12月19日日曜日

増富鉱山

早朝、高円寺駅前でxаякава氏の車に同乗して、山梨県北杜市須玉町小尾の増富温泉奥にある増富鉱山ズリ跡に鉱物採集に行く。現地の寒さは相当に厳しく、本谷川沿いの木陰は地面が凍りついていた。セーターの上にジャンパーの厚着をして、更にヤッケを被って行動した。
道路から見た対岸にズリ跡がある。日受橋を渡り、対岸の斜面を進む。長靴は必要だ。階段状に遺構のある辺りを中心に探す。

結果、本産地の代表鉱物である、「銅藍(コベリン)」を、わたしは(残念ながら)採集できなかった。自称コベリンは、全て却下されてしまった。採集の成果は次の通り。
・硫砒銅鉱(代表鉱物)、黄鉄鉱、褐鉄鉱、自然硫黄など(含いただきもの)

ところで、採集に熱中していたら、遠くで猟犬と思しき吼え声が2度聞こえた。熊と間違えられたらたまらない、直ぐにホイッスルを激しく鳴らしたのはいうまでもない。

(追記)中央高速の帰路途中、遠くに白たへの富士が雄雄しい姿を見せた。

2010年12月18日土曜日

イ・ソンヒと黄真伊の関係

イ・ソンヒのアルバム3集に収録の「分かりたいです(알고 싶어요)」(作詞:ヤン・インジャ(양인자)、作曲:キム・ヒガプ(김희갑))について、ソトンニュース(소통뉴스)の記事「歌手イ・ソンヒと松都三絶の黄真伊はどんな関係?」(12/17)に、歌のモデルになった黄真伊(ファン・ジニ:황진이)との因縁が次のように語られている。
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・(全羅北道西北部にある)益山(익산)市の「益山自慢64選」に取り上げられた、弥勒山と黄真伊に関わる話題。
・歌手イ・ソンヒが歌って好まれた「分かりたいです」という歌は、松都三絶(の一つである)黄真伊が或る士(선비)を偲んで作った詩(を翻案したもの)に曲をつけたものだが、この詩の主人公がまさに弥勒山の麓にある泉(도천)村の士だったというのがとても興味深いくだりである。
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実はソトンニュースの記事で紹介のイ・ソンヒに関わる部分は以上でしかない。タイトルほどでは・・・?

付記)イ・ソンヒの「分かりたいです」と黄真伊の詩作の関係はあくまでも伝説でしかない。

さて、黄真伊が想いをかけた士とは蘇世讓(소세양)だそうで、彼の神道碑(官員だった人物の墓近くの道端に立てる碑石:신도비)が、益山市王宮面ヨンファ里にあるという。ブログ「写真がある話」には、彼の墓所写真が紹介されている。

ということで、益山市の自慢話は、蘇世讓⇒黄真伊⇒イ・ソンヒにつながることになるのだろう。

(Youtubeに登録のpops8090に感謝)

(本ブログ関連:”ファン・ジニ”、”イ・ソンヒの歌謡トップ10”、”イ・ソンヒの楽譜”)

2010年12月17日金曜日

ジェイル・ブレーカー

GyaO!で公開中の映画「ジェイル・ブレーカー광복절 특사光復節特赦)」(2002年)を見た。二人の囚人(ソル・ギョング、チャ・スンウォン)が光復節に特赦されることを知らず、その直前に脱獄してしまう。刑務所に戻れば咎め無しにするという約束を得るが、事態はあちこにほころびが生じるコメディである。
塀の外側では昔の恋人(ソン・ユナ)の結婚を阻止しようと大騒ぎの末の刑務所への帰還と、塀の内側では看守側の強引な管理に対する囚人たちの暴動とが、最終一点に収束するのだが。
結末後のストーリーは引きずり無しだろう。映画はそのとき楽しい覗きからくりだから。
 
主演のソル・ギョングは、「ペパーミント・キャンディー」(1999年)で知った俳優で、その多様な演技力が賞賛され、カメレオンのように役をこなすといわれる。この映画でも、詐欺師ぶりを遺憾なく発揮していた。(実は、映画「ユリョン」でソル・ギョングの姿を見失っていた。画面が暗いばかりだけではないだろうけれど。失礼ながらやっぱりカメレオンかな・・・)
心変わりした昔の恋人役を演じたソン・ユナは、ソル・ギョングと同じ漢陽大学出身で、昨年二人は結婚したそうだ。

ところで、韓国でも人気を得ているといわれる日本人俳優笛木優子も彼らと同じ漢陽大学出身だそうだ。

2010年12月16日木曜日

イ・ソンヒ誕生日

イ・ソンヒは、陽暦の今日、陰暦の1964年11月11日に、(本籍地)忠清南道保寧郡(現在は市)珠山面篁栗里に生まれた。今年、満46歳になる。ニュース記事では、彼女の属する40代を中堅歌手と呼んだりすることがあるようだが、歌手として力量は大ベテランに在るといえる。
来年、2月にニューヨークのカーネギーホールのメインホールで、5月にソウルの世宗文化会館の大劇場でコンサートを開く。まさに国民歌手として不動の地位を極めている。

彼女の誕生年が1967年とされたいきさつ、彼女の漢字名”李仙姫”の由来などについて、下記の本ブログ関連の日付リンク先に記している。

(本ブログ関連:”中堅”、”カーネギーホール12”、”2009年6/20、2010年1/115/15/22”)

孫の怖い音

息子夫婦が風邪をひいてしまった。とはいえ、お嫁さんは仕事を休めず、息子だけが子ども(孫)と一緒に自宅に留まった。急遽、孫の面倒見方々息子宅に出かけた。
孫は幸い、風邪をひいていないので、わたしと一緒に時間を過ごすことになった。間もなく隣家からドリルで壁に穴をあける、ガリガリという音が響いてきた。どうやら地デジ対応の工事らしい。その音に驚いた孫は、小さな手でわたしの指をしっかり握った。そして、ピッタリと しがみついてきたのだ。おやおや、こんなに密着してくれたのは初めてだ。ドリル音がするたび孫はわたしに駆け寄ってきた。このチャンス、何ともいえずニンマリとほくそ笑んでしまった。

2010年12月15日水曜日

中山うり

今月のNHKの音楽番組「みんなのうた」(12月・1月)に不思議な感覚の歌がある。中山うりが歌う「回転木馬に僕と猫」だ。
なにより彼女の声に引き込まれる。まるで目をつぶりながら語りかけるように、ゆっくりと歌の世界を聞かせてくれる。回転木馬の時(とき)のうえで、自分が廻っているのか、それとも周りが廻っているのかと、何も応えてくれない猫に問いかけているようだ。そして、絵本から飛び出たような、CGアニメーション(松本 弘)の丁寧な描画と中間色を基調にした彩色の豊かなこと。

この番組は、子供向けにいろいろな歌を選択していると思っていたが、どうやらそれだけではないらしい。大人をも5分間の間、おもちゃ箱の奥にそっとある、懐かしい世界へ誘う。

(Youtubeに登録のconcordo64に感謝)

2010年12月14日火曜日

イ・ソンヒと共に2010「抱川市立合唱団」送年音楽会

イ・ソンヒのファン・サイトSunnyLoveCarrotの公開情報によれば、イ・ソンヒを迎えて京畿道抱川市の抱川市立合唱団による送年音楽会が次のように開催される。感謝。
・日時:12月21日(火)、19:30
・場所:抱川半月アートホール大劇場

なお当日、イ・ソンヒはステージで「狐の嫁入り」、「因縁」、「Jへ」の3曲を歌う予定。

ノ・サヨン

大学歌謡祭からデビューを果たした、ノ・サヨン(노사연)の2集アルバム収録曲「出会い(만남)」(歌詞:1989年)は、今もカラオケに歌われる上位曲に入る。特に7080世代に受け入れられているのだろうが、そうでなくても、ゆったりとした穏やかな旋律と、一途な想いを歌うところに郷愁を誘うのかもしれない。どんな夫婦だって、互いに明かさない懐かしい想い出があるように。

(本ブログ関連:”ノ・サヨン”)

(Youtubeに登録のfallsky80に感謝)

2010年12月13日月曜日

孫と昼寝

朝一番、今日休みの息子から電話があり、孫と一緒に一日過ごしますかという誘いをうける。昼前に家を出た時のポツポツ雨が、孫宅につく頃にはしっかり降り続けた。1 月下旬の真冬並みの冷たい(Min.7.4℃)雨だった。

絵本、歌、ミニ自動車、プラレール等々、次々と遊びが変わる。追いつくのが大変だ。その孫も遊びつかれて昼寝をする。暖かいカーペットの上で、わたしも昼寝に付き合う。おやおや息子までも昼寝。全員轟沈だ。
孫の寝顔は最高だ。柔らかな髪をついつい撫ぜたくなる。ふっくらと膨らんだ柔らかな頬、愛らしく小さな口元。いつまでも眺めていられる。目覚めたら、また一遊び。

母親が帰宅すれば、孫はますます元気一杯。夕食後、楽しいひと時を過ごさせてもらった。お別れ時もにこやかに直ぐバイバイと手を振り、「またね~」といってくれた。今度はクリスマスにね。

2010年12月12日日曜日

歌謡祭からシュースケまで

e-Today(이투데이)の以前の記事「大学歌謡祭からスーパースターKまで...オーディションの変遷」(11/25)に、歌謡祭と現在の音楽状況について次のように述べられている。

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・1977年に始まったMBC「大学歌謡祭」は、スター登竜門だった。ペ・チョルス(배철수)、シム・スボン(심수봉)、ノ・サヨン(노사연)、シン・ヘチョル(신해철)などを誕生させて、スター登竜門としての名声が徐々に大韓民国初の公開オーディション番組として定着した。
・MBC「江辺歌謡祭」(1979年~2001年)でデビューしたイ・ソンヒ、チュ・ヒョンミ(주현미)、パク・ミギョン(박미경)、チャン・ユンジョン(장윤정)などは、卓越した歌唱力とスター性で大衆の支持を着実に受けている。
・歌謡番組の関係者は、「以前の歌謡祭は、音楽トレンドがわずか10年の間に大きく変化しながら、昔の名声は消え失せているのが現実だ」としながら、「(その)代わりに、その席をスター性と多様なトレンドに合わせ《シュースケ(슈스케:(Mnet)スーパースターK》が、青少年から青年に至るまで多様な年齢を抱えこんで、オーディション番組の新しいジャンルを開いた」と語った。
・続けて、「過去の歌謡祭は、本人が創作した歌のみ参加が可能だったという点で、《シュースケ》とは明確に区分しなければならない」として、「《シュースケ》は、スター性だけを追求して真の音楽家を探す悩みは以前ほどない」と付け加えた。
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モーフィングを使って多数の女性写真を合成すると、いわゆる美人画像ができあがる。つまり、美しさはバランスのとれた究極の平均値である。スター性は、その時代の平均値かもしれない。ところが、時代を変える力は、全く別の場所から出現する。時代が求める美と、時代を変える美は、自ずと異質なのかもしれない。オーディションする側の感度が試されることになる。

(本ブログ関連:”大学歌謡祭”、”江辺歌謡祭”、”スーパースターK”)

2010年12月11日土曜日

カーネギーホール公演 KRB

イ・ソンヒの来年2月3日のカネギーホール公演は、同ホールのカレンダーに、「PRESENTED BY KOREAN RADIO BROADCASTING(KRB)」とされている。
KRBについては、詳細未確認だが、ニューヨーク市唯一の韓国語ラジオ局のようだ。イ・ソンヒの公演について、KRBのホームページ(総合ニュース>韓人社会)の記事「イソンヒ 初の米国単独公演 カーネギーホールにて」(12/9)は次のよう報じている。(キム・ジウォン(김지원)記者)
・清雅で澄んだ音色、丸いめがねに淑(しと)やかなショートヘヤでひたむきな姿に、過去26年間着実に国民的支持を受けてきたイ・ソンヒの初めての米国単独コンサートが、KRBニューヨークのラジオコリア創社14周年を記念して、カーネギーホールで開催されます。

なお、KRB事業局本部長は、カーネギーホールが、彼女の国民的歌手としての経歴や履歴を必須としていると説明した。権威ある舞台であることに違いない。さらに、彼女の立つ舞台が同劇場最大のクラシック公演舞台(Stern Auditorium / Perelman Stage)であることを強調した。
(本ブログ関連:”カーネギーホール1”、”カーネギーホール2”)

2010年12月10日金曜日

カーネギー・ホール公演 チケット発売

カーネギーホールのカレンダーに、イ・ソンヒの公演チケットについて次のように記載されていた。

・プログラム: ”Sun Hee Lee, Korean Pop Music”
・日時: 2011年2月3日(木)、8PM
・チケット: December 10, 2010 at 11:00 AM(UTC-5、時差14hrに注意)、Tickets from $31 - $200
・舞台: Stern Auditorium / Perelman Stage(同ホール最大のクラシック演奏会場:2,804座席
・提供: KOREAN RADIO BROADCASTING

やっぱりニューヨークは遠いな。

2010年12月9日木曜日

雪はまだ降らないけれど

雪はまだ降らないけれど、降ればアダモ(Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」を口にする。すると武蔵野がシャンソンの世界になる、なんてことはないけれど。さて、「雪降る あなたはこない」、あれっ、「雪降る あなたは来ない」、どっちだったかな。まあ気にしないで口ずさんでいたが、歌詞の舞台で、雪の降りつづく夜に、枝にとまった鳥が呪文のように鳴くとは、気が滅入るな。
(Youtubeには、悪乗りが過ぎるパロディ画像(clip parodique)もあるけれど・・・)

それに、名曲「雪の降る街を」にしても、全体を通じて鬱々としている。各番の最後に「あたたかき幸福の ほほえみ」、「緑なす春の日の そよかぜ」、「新しき光ふる 鐘の音」でしめてくれるので、ようやく雪の降る街が、闇から浮かび上がってくるのだが。
この曲をレコード化したときに吹き込んだのは、シャンソン歌手の高英男だったのですね。

確かに、苦悩の黒に対する雪の白はコントラストとして有効なんでしょうが・・・。

ところで、イ・ソンヒがカバーする「雪が降る(눈이 내리네)」は、Youtubeに登録されていないが、ブログ「ピア212の名画と詩の出会い」で聞くことができる。彼女の情感あふれる歌は、別れに傷心の孤独な少女と白く降り積もる雪を歌っているようで、明りの射す舞台情景に救いがある。

(Youtubeに登録のtherapydude、lebooonjipquoi、sabusan678に感謝)

(参考)
ブログ「‘もう頑張らない’ばばぁの覚書」()に、アダモの「雪が降る」について詳しい解説がある。感謝。

(追記)
本日Youtubeに、イ・ソンヒが子どもたちとともに歌う「캐롤(Carol Song)」、クリスマス・ソング・メドレーが登録された。(登録者526apolloに感謝:タイムマシンをお持ちに違いない)

2010年12月8日水曜日

あかつき 6年後再トライ

日本経済新聞の記事(12/8)によれば、「あかつき」は金星周回軌道に投入するための逆噴射に失敗したと次のように報じた。
12/8 12:23更新>「あかつき」は現在、太陽の周りを回る軌道に入っており、(6年後の)2016年12月から17年1月ごろに、再び金星に接近する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、消費を減らすなど機器の延命に努め、金星の軌道への再投入を目指す考えだ。
12/8 13:44>逆噴射に使った初の国産エンジンをうまく動かせなかった原因は何か。JAXAは、調査・対策チームを設置、原因の解明に着手した。

「あかつき」は、太陽系を数周して金星周回軌道に入りやすい次回のチャンスを待つことになったようだ。それまでの6年の間に、水星探査機打上げ(2014年)などもあるので、原因究明して後続プロジェクトのためにも頑張って欲しい。遠くからただ応援をおくるのみであるが。
国民は、このプロジェクトに関わった若き研究者、技術者たちに応援を続ける。

★★★★★ 孫が、沢山の写真の中から、わたしと一緒に写っているものを見つけ出す動画が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫が、丁度風邪から治ったわたしのため、写真に向かって「大丈夫」という動画が届いた ★★★★★

2010日本のカラオケ・ランキング

PAPERKUM.COM(12/7)に、今年の日本のカラオケランキングが紹介されていたので、ORICON STYLEの記事「今年最も歌われた『カラオケランキング』、1位坂本冬美 ~演歌トップは史上初」(12/1)を参照した。
・調査会社: 第一興商
・調査方法: 同社の通信カラオケDAMシリーズ全機種の歌唱度数による
・調査期間: 2010年1月~11月

2010年 年間カラオケランキング調査結果は次の通り。(6位~20位省略)
1位: また君に恋してる 坂本冬美 (そのたびにじっと耳を傾けます)
2位: キセキ GReeeeN (・・・?)
3位: 春夏秋冬 ヒルクライム (・・・?)
4位: ハナミズキ 一青窈 (そう、カラオケ仲間が必ず歌っています⇒忘年会で)
5位: Butterfly 木村カエラ (テレビCMで何度も流れてましたよ)

日記の心情のような、ちょい気恥ずかしくなるものは、次から次に生まれるが、その時その頃の若者の心情が反映されているのだろう。それはそれで素晴らしいことだ。
Youtubeはありがたいことに、これらの曲を聴くことができる。
(Youtubeに登録のmiyacchy、universalmusicjapan、Nacchural、anisan66に感謝)

上記の韓国PAPERKUM.COMは、次のようにまとめている。
・(韓国の統計を見てもそのように)日本もやはりカラオケ・チャートというのは、最新トレンドを反映するより、幅広い世代で愛される曲たちが高い順位に位置していることが分かりました。
・今年は、どんな曲が(韓国)国内カラオケで最も多く歌われたかも気がかりですね・・・

ところで、韓国の今年のカラオケランキング発表を待っているが、数日中にはニュース記事になるだろう。

(本ブログ関連:”カラオケ”)

2010年12月7日火曜日

あかつき

今年5月21日に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき(PLANET-C)」は、本日午前8時49分から12分間エンジンを逆噴射して、金星周回の楕円軌道に入ったが、その後通信が一時途絶した。日本経済新聞の記事(12/7)は、次のように経過を報じている。
19:24> JAXAは7日午後7時、日本初の金星探査機「あかつき」が駒のように回転している状態にあると発表した。
22:11> (JAXAは)目標通り軌道投入できたかどうか公表できる段階にないと発表した。成否の判断は明日(8日)以降になる見通しだという。

「あかつき」も、「はやぶさ」のように直面した困難を無事乗り切って欲しい。現在、JAXAの研究者、技術者が果敢に取り組んでいるだろう努力のことは容易にわからないだけに、ただ成功を祈る。
明日の発表に良い結果を待つことにしよう。

(本ブログ関連:”金星へのメッセージ”)

(追記)NHK:ニュース


★★★★★ 孫が、ミカン食べる人?の声に、思わず手持ちのボールペンを口にする動画が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫が、ボールペンを片手に、テレビを見ながらミカンを口に頬張っている動画が届いた ★★★★★

はけの道(小金井市)

asahi.comの記事「NHK、ユーチューブで番組配信 専用チャンネル開設」(12/6)によれば、NHKが放送した番組の一部を無料配信することになったと伝えている。
Youtubeに開設の専用チャンネル「NHK番組コレクション」を覗くと、「小さな旅」の過去映像から「小な旅 武蔵野がわたしにささやく ~東京都小金井市~」(放送日:1993年1月7日)が登録されているので、早速視聴した。

「小さな旅」は、日常に息づく風土、伝統、文化を穏やかに描くドキュメンタリー掌編である。地元の小金井市を描く際、コンセプトは武蔵野の自然と文化だったのだろうか。
日立中央研究所の池に水源を持つ「野川」沿いの段丘では、台地に浸透した雨水が、段丘の崖(通称:はけ)下から湧水する。ケヤキの林や湧水を縦軸に、この地に生活した画家、小説家、地元農家などを横軸に取材した落ち着いた作品である。今となっては選択に古風な感じがするが。

小金井市の住民大多数は、休日に「はけの道」や「野川」沿いを散策することはあっても、日常接しているわけではない。けれども野川にザリガニやトンボ採りに遊んだ子どもたちにとっては、この光景が心に残る故郷のひとつになることだろう。

2010年12月6日月曜日

KBS WORLDカレンダー2011

KBS  WORLDラジオから、「韓国の国立公園2011」というタイトルで来年のカレンダーをいただいた。
韓国の山、海岸、歴史光景からなる国立公園(20ヶ所)の中から、1月に済州島の漢拏山한라산:1,950m)を、そして12月に白頭大幹(山脈)の中心に位置(全羅北道、慶尚南道の2道4郡に渡る)する徳裕山덕유산:1,614m)までの自然の景色を楽しむことができる。感謝。

トゥナイト

以前、映画は都心の大型館で封切りして、2番館、3番館へと映画館のランクを下げて上映された。中学生の小遣いで見るには、せいぜい地元の映画館に来るのを待つしかない。
(ローカルな映画館は互いに上映時間を調整して、フィルムを使いまわしていた。電車の中で、フイルムケースを運んでいる人を見かけたことがある・・・多分そうだと思うが)
当時、友だちと一緒に利用した映画館は、阿佐ヶ谷駅北口に面した狭い路地にあって、館内は随分と煤けていた。エルヴィス・プレスリーのハワイシリーズ、ミュージカルの「南太平洋」、歴史劇の「ベンハー」など、とりわけミュージカルの「ウェストサイド物語」(1961年)は忘れられない。

世間では、映画にどれほど感激したかを示すのに、繰り返し見た回数を誇ったものだ。そのなかでも「ウェストサイド物語」の回数は、突き抜けていたが、身近な友だちの間で、その回数を自慢するものはいなかった。そんな余裕があるはずもない。

「ウェストサイド物語」が、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を翻案したものであることは承知していたが、その戯曲を読もうとすることはなかったな・・・。
さて、ミュージカル中、マリアとトニーによるバルコニーでの「トゥナイト」のデュエットに、その旋律の美しさ、流麗さに感激した。掛け合うように、ときにたたみかけるように織り成す男女のデュエットの素晴らしさに、ようやく気づき始めた頃だった。

ところでYoutubeに、ミュージカル歌手ソーニャ(Ssonya;쏘냐)とテノール歌手のキム・ナムドゥ(김남두)による、「トゥナイト」の韓国語版デュエットが登録されている。(お二人について存じあげておりませんが

(Youtubeに登録のbravenewworld711、SuperTheseusに感謝)

2010年12月5日日曜日

イ・ソンヒ コンサート2011(世宗文化会館大劇場)

イ・ソンヒのファンサイトSunnylovecarrotの公開情報によれば、来年5月のコンサートについて次の通り案内している。
感謝して記す。
 
・日時: 2011年5月19日(木)~22日(日)
・場所: 世宗文化会館大劇場座席3022席) 
・未定: 公演時間、観覧料、チケット前売り時期

このチャンスを大切にしたい。

明治神宮

昔の仕事仲間と、新大久保のコリア・タウン巡りをする。風邪をひいて腹の調子がわるいというので、辛くて熱いものを食べれば治癒するよと強引に引っ張り出したのだが、わたし自身風邪をひいたらしく腹がシクシクする。(熱もなく、咳も鼻水も出ないのに・・・)
コリア・プラザではCDと書籍を、韓国広場ではいろいろな食料品を覗いて、新大久保駅そばの食堂で昼食をとる。腹の調子もあって、ソルロタンをスープだけにしてもらい、ご飯を混ぜてお粥のようにして食べる。

その後、明治神宮に行こうということになり、原宿駅を降りると人の混み具合に驚く。明治神宮は一部紅葉しているだけで、杜は緑に包まれていた。参道にドングリの実が落ちていた。
拝殿前の広場では、記念撮影をする欧米人や中国人の声が意外に多く聞こえた。そうそう、結婚式の行列に人々が群がった。
孫家族の安寧を拝殿で祈った後、孫にこれから誕生する妹と母親のために安産祈願のお守りを、孫の健康のためのお守りをいただいた。
明後日、孫と会う予定をしているが、その前に自身がしっかり回復しているかを見守りたい。

2010年12月4日土曜日

イ・ソンヒとめがね

イ・ソンヒがいつものめがねをかけずにいる姿を、インターネットでなかなか見ることはないが、数日前に「私はいつもあなたを(나 항상 그대를)」(2001年12月25日?)を歌う動画がYoutubeに登録された。
これ以外に、「20周年記念コンサート」(2004年:世宗文化会館大劇場)で、バリトン歌手チャン・チョルホ(장철호)と一緒に歌う「愛してもかまわないでしょうか(사랑해도 될까요)」の映像もそうだ。

めがねをはずした彼女の素顔に、ちょっと大人の女性がのぞかれる。新しい発見をしたような気がする。と同時に、ファッション艶やかに着飾った娘が外出するのを、ハラハラと見守る父親の心境と似たものも感じてしまうのはどうしてか。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒとジャージャー麺”、”写真家から見たイ・ソンヒ”、”スタイル”)

(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

2010年12月3日金曜日

NASA発見の細菌(P→As)

マイコミジャーナルの記事(12/3)によれば、NASAの調査の結果、「塩湖において、リン(P)の代わりにヒ素(As)を用いて生命活動を維持することが可能な細菌『GFAJ-1』を発見した」とのこと。

この細菌(GFAJ-1)は、周期表の同族(15列)の元素の、リン(P)の代わりにヒ素(As)を構成物として取り込んでいるという。そんなことが許されるなら、SF風にいわれることだが、同じく同族(14列)の炭素(C)の代わりに珪素(Si)が取り込まれたら、J.GバラードのSF小説「結晶世界」もありかもしれない・・・。水晶(SiO4)のように輝く世界が・・・。でも、小説中、腕から結晶を剥がす描写は痛そうだったしなあ。

ところで、この細菌(GFAJ-1)の代謝系はどんな仕組みなのだろうか。そして、砒素は絡んで(置換して)いるのだろうか。ついつい真核生物の、ATP(アデノシン三リン酸)によるエネルギー代謝イメージが対比して浮かんでくる。知りたいところである。

(本ブログ関連:”結晶世界”)

2010年12月2日木曜日

カーネギー・ホール公演準備

イ・ソンヒのカーネギー・ホール公演(2011年2月3日)について、各紙同じ内容を報じているが、情報は所属事務所フック・エンターテイメントのプレス・リリースだろう。さて報道(11/16頃)に、今年の彼女の活動を次のように記した部分がある。
・今年度、正規(オリジナル)アルバムやコンサートなど目立った活動はなかったが、(SBSテレビ)ドラマ「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST曲「狐の嫁入り(여우비)」、(SBSテレビ)ドラマ「大物」のOST曲「去らないで(떠나지마)」などは視聴者の支持を受けた。

以上は、記者の主観によるものか、プレス・リリースに一文されていたものかは分からないが、イ・ソンヒの今年の総括だろう。なお彼女は、今月、来月の2ヶ月間を公演準備に時間を過ごすと付け加えられている。
来年2月のカーネギー・ホール公演で、その準備の成果が待ち遠しい。それを待望する遠く異国のファンにも、公演の模様をDVDで視聴できるように製作していただけると幸いだ。
カーネギー・ホール公演に新曲が発表されることを望む。彼女がどのように歌を発展させていくのか、そして、今まで歌われた曲目の中からどの曲を選択するのかも知りたい。

(本ブログ関連:”カーネギー・ホール”、”狐の嫁入り”、”大物”)

2010年12月1日水曜日

イ・ウンハ

久しぶりに新宿のコリアプラザに行く。街の混雑は相変わらずだが、日曜日と違い平日の今日も、従来のように中高年女性であふれていた。つまり、この街は総体的に平日の彼女らパワーに、休日の若い女性パワーが追加されて、ますます盛況ということだろう。

CDショップではアジュンマの気迫に長居することなく、イ・ウンハ(이은하)の「イ・ウンハ ゴールデン」(地球レコード、JMCD-0094-1/2、2006年)を購入する。
・CD1-#1は、八代亜紀をうならせた、「まだあなたは私の愛(아직도 그대는 내사랑)」(1976年)である。
・歌詞カードがないのは、どうしたことだろう。(せめて作品の作詞者・作曲者・発表時期のリストを)
・残念ながら、情感迫る「春雨(봄비)」(1979年)が収録されていないけれど・・・。

(本ブログ関連:”イ・ウンハ”、”イ・ウンハ”)

(Youtubeに登録のxxcoltsneckxx、yokosuka30に感謝)