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2010年12月3日金曜日

NASA発見の細菌(P→As)

マイコミジャーナルの記事(12/3)によれば、NASAの調査の結果、「塩湖において、リン(P)の代わりにヒ素(As)を用いて生命活動を維持することが可能な細菌『GFAJ-1』を発見した」とのこと。

この細菌(GFAJ-1)は、周期表の同族(15列)の元素の、リン(P)の代わりにヒ素(As)を構成物として取り込んでいるという。そんなことが許されるなら、SF風にいわれることだが、同じく同族(14列)の炭素(C)の代わりに珪素(Si)が取り込まれたら、J.GバラードのSF小説「結晶世界」もありかもしれない・・・。水晶(SiO4)のように輝く世界が・・・。でも、小説中、腕から結晶を剥がす描写は痛そうだったしなあ。

ところで、この細菌(GFAJ-1)の代謝系はどんな仕組みなのだろうか。そして、砒素は絡んで(置換して)いるのだろうか。ついつい真核生物の、ATP(アデノシン三リン酸)によるエネルギー代謝イメージが対比して浮かんでくる。知りたいところである。

(本ブログ関連:”結晶世界”)