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2011年5月18日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 ヘグム

今日のKBS WORLD「国楽の世界へ」では、中国の二胡(中央アジアを起源(馬頭琴と同種?))に似た、二弦の擦弦楽器、奚琴해금:ヘグム)が紹介された。
(なお、KBS WORLDの同紹介ページタイトル「国楽の世界へ」右側にある、スピーカーアイコンをクリックすると放送内容を聞くことができる)
楽器、奏法、逸話などの解説は、KBS WORLDの紹介ページに詳述されているので、放送で聴いた楽器の音色などについて感じたことを素人なりに記す。

▼チョン・スニョンによる現代曲「その夕方頃から夜が明けるまで」を聴く:甘く切ない演奏に・・・

・二弦の擦弦楽器ながら、奏法により、多様な音色を奏でることができる。
▼カン・ウンイルによる現代版編曲「ヘイヤ」を聴く:ウェスタンのフィドルを思わせるような音色とテンポに・・・

・ヘグムが高くてはっきりとした音を出すのに比べて、二胡はより低く、やわらかい音色を持つのが特徴とのこと。
▼二胡の演奏、キム・セヨンによる現代曲(童謡)「故郷の春」を聴く:今日は現代風演奏ばかりで・・・

・ヘグムは、糸でもなく竹でもないという意味の「非糸非竹(비사비죽)」とも言われている。糸は弦楽器を表し、竹は管楽器を表し、このどちらにも属さない楽器という意味。(同じ弦楽器でありながら)弦をこすって連続的に音を出す奚琴(ヘグム)は、伽耶琴(カヤグム)や玄琴(コムンゴ)のように爪弾いて音を出す弦楽器とは、弾き方の点で大きな違いがあるため・・・とのこと。

(雑感)
二弦の擦弦楽器といえば、胡弓を奏で、夜の街を哀調を帯びながら過ぎ行く、富山市八尾町の「おわら風の盆越中おわら節)」の音を思い出す。ただし越中おわら節に胡弓が導入されたのは最近のことらしい。

(Youtubeに登録のa207445に感謝)