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2011年6月14日火曜日

孫娘と家族写真

お嫁さんから、昨日(6/13)写真館で、3箇月と8日の孫娘を中心に、若い家族の家族写真を撮ったというメールが届いた。 写真の孫娘は、髪飾りしてお姫様のように着飾って、正装したお兄ちゃん(こちらは2歳と3箇月と6日)と両親に囲まれている。早速、携帯の壁紙に登録した。携帯を開けるたび、幸せな家族写真が見られる。

若夫婦は支えあい協力して、この二人の子どもたちを育てねばならない。わたしは、うるさがれないように見守り、うるさがれないように口出しし、うるさがれないように会いに行こう。

府中市郷土の森博物館

熱い陽ざしのなか、初めて西武多摩川線(旧是政線)の終点、是政駅に降りる。少し南に歩くと多摩川べりになる。小高い堤の下、緑に茂る多摩川緑地に沿って「多摩川府中川かぜのみち」がつづく。川風に涼む時間でもなく、汗が止まらない。川上に歩を進めて、南武線と武蔵野貨物線の2つの低い橋脚をくぐると、やがて右手に府中の森公園が見えてくる。

今日の目当ては、公園にある「府中市郷土の森博物館」である。ひとつに、昨年、2010年5月1日~6月27日に同館にて特別展示された「お稲荷さんの世界」のブックレットの入手と、現在開催中(4月29日~6月26日)の特別展「アウトローたちの江戸時代」の見学だ。

「お稲荷さんの世界」のブックレットをミュージアムショップで購入したとき、館内アナウンスがあり、プラネタリウムで「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」の開演が紹介された。早速、同館地下にあるプラネタリウムで夏の星座を楽しむ。西の空にしし座を、東の空に夏の大三角が紹介された後、打ち上げから帰還まで、「はやぶさ」だけをCGで描いた、まさにドラマが上映された。はやぶさに機械以上のものを感じてしまった、当時の感動が呼び覚まされた。はやぶさは、確実に宇宙少年・少女たちを創ったことだろう。この成果はとても大きい。

お稲荷さんが近世大流行したのは江戸時代とのこと、しかも今でも見られることだが、「村の鎮守の場合もあるが、屋敷神として祀られるのが圧倒的に多い。家々で独自に祠(ほこら)を建て、お稲荷さんを独自に勧請*している。」(ブックレット)
*勧請:かんじょう、有名な神社から祭神を分霊すること。

江戸期の経済発展のなか商家が力を持ち、ある意味、商家個々の肖像画のように、自己をアピールするものであったのではないのだろうか・・・と素人判断する。
まあ、そんなわけで、「僕のガールフレンドは九尾狐」から、「九尾狐」、「狐」、「お稲荷さん」と、とりとめなく発散してしまっているわけだが。

「アウトローたちの江戸時代」の特別展会場に入って、最初に展示された資料は、歌川広重の「東海道五拾三次之内 二川」で、陽の陰り始めた原野を旅する瞽女の浮世絵だ。あの時代、三人の瞽女が手をつなぎ旅している姿を見たとき、胸がしめつけられた。今の旅は、発見であり、再生である。しかし、そうではない旅が近世まであった。

帰り道は、曇天になって小雨がぱらついた。地元駅に降り立ってしばらくすると、夕立のように雨が降ってきた。葉の茂る桜並木の下で雨宿りする。通り雨か、雲間に薄明かりがすると同時に降り止んだ。

(本ブログ関連:”お稲荷さん”)
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