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2011年7月25日月曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 長短(チャンダン) 〔続々〕

先週、水曜日(7/20)放送の、KBS WORLD「国楽の世界へ」では、3週続いて、リズムの長短(チャンダン:장단)を紹介しているが、最も遅いテンポのリズムの<チニャンジョ(진양조)>について解説が加えられた。

「韓国の音楽は大抵、ゆっくりなテンポから始まり、徐々に早くなる構成で成り立っています」とのこと。
(例)器楽曲「霊山会相(영산회상)」:正楽
・組曲
・遅いテンポの「サンリョンサン(상영산)」(20拍)<・・・<速いテンポの「軍楽(군악)」で終える

(例)器楽曲「散調(산조)」:民俗楽
・組曲
・遅いテンポの「チニャンジョ(진양조)」(6拍)<「チュンモリ(중모리)」<「チュンジュンモリ(중중모리)」<「チャジンモリ(자진모리)」の順番に演奏

(参考)「コムンゴ・サンジョ」(「アジアの楽器図鑑」より)

<チニャンジョ・チャンダン>
▼ヤン・スンヒ(カヤグム)、チョン・ファヨン(チャング)によるキム・チャンジョのカヤグムサンジョの中から「チニャンジョ」を聴く。いやぁ、いいなあ、不思議としっくりきます。落ち着きます。とても聴きやすく、馴染みやすい音色とリズムだ。

「6拍を基本にして、はじめの一拍目にアクセントを置き、5拍目と6拍目にメロディーをのせてチャンダンの流れを掴む」。「6拍をワンセットとして、国楽界では『カッ』と呼び、『カッ』が4つ(押す、掲げる、結ぶ、解く)集まって、ひとつのチニャンジョチャンダンを構成する」とのこと。

(参考)NATE「知識」に、Q&A解説があるが・・・。

▼キム・ソヒ名人によるパンソリ「春香歌」の中から「オリジョン別れのテーマ」を聴く。解説を聞いたうえでいえば、心に響かせてくれる、アリアのように。

チニャンジョは、悲しく無念な表現に使われ、誕生の由来と関係があるとのこと。その逸話が紹介された。病床のパンソリの歌い手と、見舞ったパンソリの歌い手が、そのときの歌の掛け合いからチニャンジョが生まれたという。

▼キム・スヨン他による 南道民謡「ユクチャペギ」を聴く。正直、拍子だけ取り出して6拍を聴き取るのは難しいと・・・つくづく感じる。


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