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2012年2月13日月曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 李生剛

KBS WORLD放送の「国楽の世界へ」は先週水曜日(2/8)に、人物シリーズ14回目として大笒散調(テグムサンジョ:대금산조)の名人、李生剛(이생강)(1937年~)を紹介した。

李生剛の奏する楽器の紹介から始まった。
大笒(テグム、대금):竹で作られた長さおよそ1メートルの横笛で、荒々しい音色を奏でるのが特徴。
觱篥(ピリ、피리):(日本の篳篥(ヒチリキ)に似た)細く短い縦笛。
短簫タンソ、단소):竹製で5つ穴の縦笛で、宮中音楽や民謡の伴奏などで幅広く親しまれている。
小笒(ソグム、소금):大笒より小ぶりで澄んだ音色。
太平簫(テピョンソ、태평소):(リード、木管胴、じょうご型銅製の先端)チャルメラのような音を出す。

李生剛による李生剛流の大笒散調の中から、オンモリトンサルプリフィモリ(엇모리、동살푸리、휘모리)を聴く。以前の番組中で別音源で聞いたような気がする。太鼓(チャング)との掛け合いが軽快で楽しい。

次のように李生剛プロフィールが紹介された。
・1937年 日本の東京で生まれる。
・管楽器(觱篥(ピリ))の行商を手伝う中、師となるハン・ジュファン(한주환)に出会う。
・1960年 フランスで開かれた民族芸術祭での演奏を契機に広く知られることになる。

李生剛の觱篥(ピリ)演奏による民謡「靑春歌(청춘가)」を聴く。なにやらどこかで聞いたような旋律・・・Youtubeに見るソン・ソヒ(송소희)の可愛いこと。
(Youtubeに登録のSuperTheseusに感謝)

李生剛の太平簫(テピョンソ)演奏による「太平簫節(태평소 능게)」を聴く。どこか突き抜けるような愉快な気分にだんだんとなるのが不思議。