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2013年8月19日月曜日

イ・ソンヒの「分かりたいです」

「知りたい」と「分かりたい」という言葉の(求め方の)違いは・・・

対象を物質にすると、
・「自動車を知りたい」は、自動車の外観、スペック(諸元)、性能などを知りたい・・・ことになるが、
・「自動車を分かりたい」となると、スペックなど以上のもの(製作者の設計思想、自分との親和性などまで)を求めることになる。

対象を「あなた」にすると、
・「あなたを知りたい」は、相手の生い立ちなども含めて属性(人となり)を知りたい・・・ことになるが、
・「あなたをわかりたい」となると、属性以上の心的な共有(つまり自分をどう思っているのかまで)を求めることになる。

「知りたい」と言われたら応えられることも、「分かりたい」と言われると重くなってしまう。そんなにしてまで、実は自分の想いを相手に伝えたいという「分かりたいです」は、重なりと密度の大きい、とても切なく愛しい言葉だ。

心に浮かぶ相手に問いを重ねる、イ・ソンヒの3集所収の「分かりたいです(알고 싶어요)」(1986年)をYoutubeで聴いてみよう。

(本ブログ関連:”分かりたいです”)



(Youtubeに登録のpops8090に感謝)