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2014年9月21日日曜日

日曜日の新大久保

新大久保には、人混みする日曜日を避けて、暇に任せて適当な曜日に出かけていた。久し振りの日曜日に、街の様子を訪ねてみることにした。噂に人出が減っていると聞いて、どの程度なのかも関心があった。

(本ブログ関連:”新大久保”)

確かに、旧来の職安通りも、それに対して後発登場した新大久保駅前からつづく大久保通りを挟んだコリアンタウンも、最盛期ほどの混み合いではない。総じて、若い女性が減った分、おばさんたちの姿が再び目立つようになったということか。

以前は、混雑する歩道で追い越しが不可能なほど人の流れが密着し、車道にはみ出るような時期もあったが、さすがにそれは見られない。歩道で追い越しできるほどの余裕が生まれた・・・。以前の盛況を知っているだけに、街の微妙なこの変化に、何か兆しているような気もする。

シャッターを降ろした店舗は見かけない。韓流ショップも必死で、路に出て呼び込みする姿が増えたように見える。また、街角の要所要所に、コリアンタウンのマップを、(多分)無料配置するようになったのが印象的だ。
いわれることだが、看板の文字がハングルから漢字にかわりつつある気配もする。(もしかしたら、目先のきく商人はもうとっくに、ここにいないのかもしれない)

ところ、職安通りの韓国CD・書籍ショップ(「コリアプラザ」)への途中、韓国菓子の屋台から流れる音楽に、イ・ソンヒの「その中であなたに出会って」が聞こえたりした。

(本ブログ関連:”その中であなたに出会って”)

書店には、申京淑(신경숙)の長編小説「深い悲しみ(깊은 슬픔)」(1994年)があった。初期の頃の作品だが、着実に版を重ねているようだ。

(本ブログ関連:”申京淑”)

街をぐるぐる歩いて、大久保駅そばにある韓国伝統楽器関係の物品店(「韓路」)で「韓国古典音楽選集(한국 고전 음악 선집)」(=歌詞集)を求める。韓国の民謡がどんなものか、文字が大きいのでゆっくり訪ねてみようかな。