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2015年10月15日木曜日

イ・ソンヒの「夜が来れば」

イ・ソンヒの初期アルバム、4集所収の「夜が来れば(밤이 찾아 오면)」(1988年、作詞・作曲ユン・ヒジュン)は、トロット気分満開だ。それに、彼女の若さ溢れる高音を目いっぱい効かせている。いってみれば、大きな網を広げたアルバムだったのかもしれない。

なにしろ、彼女の歌唱力はトロットはもちろん、国楽(=民謡を含む伝統音楽)もカバーするのだから。この歌の歌詞に、民謡にある<西山に沈む陽>が浮かぶが、ドップリ漬かっているわけでもない。とはいえ後の8集(1992年)で、国楽、民謡と正面を切った試行が結実することになる。

(本ブログ関連:”夜が来れば”)


西山に陽(ひ)沈むよ、夜が訪ねくるよ
夜深まり行けば、寂しさがまたくるよ
*
懐かしさ 染まれば、夢も消えて
寂しさが たまれば、愛だけ待つよ

寂しさ 慰める、この私にはないのね
私は未知らぬ あなたを 待ちながら
この夜も、この夜も 寂しさを癒すよ

(*以下繰り返し)
この夜も、この夜も 寂しさを癒すよ

(Youtubeに登録のJ-GODに感謝)