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2017年12月25日月曜日

夜道に猫とすれ違う

猫好きかといえば、猫アレルギーがあって、テレビやYoutubeなどの画面で愛でるくらい。どちらかといえば犬寄りだが、生命を預かるのは難しい。その責任を思うと容易に手を出す自信がない。

先日の朝日新聞デジタルの記事「ペット数、猫が犬を初めて逆転 飼い主の数は犬が多数」(12/22)によれば、日本の犬猫ペット数調査で、猫が犬の数を超えたと次のように報じている。(抜粋)
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・ペットフードメーカーの業界団体「一般社団法人ペットフード協会」(東京都)は22日、全国の犬と猫の推計飼育数を発表した。猫が953万匹(前年比2.3%増)に対し、犬は892万匹(同4.7%減)。1994年の調査開始以来、初めて猫が犬を上回った
・「全国犬猫飼育実態調査」の結果。20~79歳の5万人にネット上でアンケートを取り、統計化して推計値を出した。
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家の中で飼われる以外に、野良にも猫がいる。今晩遅く、韓国語教室の帰り道、狭い裏通りにある生垣の下に沿ってこちらへ進んで来る小動物がいた。ひと気のない、明かりも乏しい冷え切った場所だけに、一瞬たじろいだが、やがて外灯の明かりに、こげ茶色の猫が姿を見せた。目を光らせながら、一瞥もなく横を通り過ぎた。全神経を集中したように歩を進める。寒風に揺れる明かりは、その筋肉の膨みを強調した。

そんな猫に、もしかしたら愛する猫がいるかもしれない。どこかの物置の下で待っている子猫がいるかもしれない。一匹の猫に、何匹もの猫が浮かんでくる。どんなきっかけがあったか分からないが、それでも彼らは生きる力を持っている。ペットでない野良猫として。(飼い主に愛称で呼ばれる識別より、テリトリーと一体化した存在の方を選択している)